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気になったのは・・・第七戦の9回の守りに楽天の田中マー坊を投入したジャッジだ。
前日160球も投げて敗戦投手になった田中マー坊。
楽天は8回まで美馬と則本で被安打2本とほぼ完封状態でジャイアンツ打線を抑え込んでいた。
9回になって星野監督、田中を投入。
その理由は・・・
1.田中がどうしても投げると言って聞かないので仕方なく・・・
2.最後はアイツしかないと思って・・・云々。
などと言ってる。
第七戦3-0でリードしているからと言ってそんな無謀なジャッジはないのではないか?
星野氏の説明はいかにもロマンティックなもので勝負の厳しさからは程遠い。
冷静に考えてみれば美馬・則本で繋いできた流れのままに最終回も押さえ込むほうが余程良い。
ジャイアンツの面々もシメタ!と思ったに違いない。
だって夕べ打ち崩したピッチャーなんだからね。
田中マー坊もマー坊だと思う。
昨夜のリベンジを果たしたい!なんていう考え方は私情に過ぎず
for the teamのプロとしてあるべき姿から大きく隔たっている。
ましてや、後輩が頑張って作ってきた試合の流れを絶つ可能性を考えなかったのか?
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現実にマー坊は二本のヒットを放たれ窮地に陥った。
ランナー二人おいてホームランを打たれれば同点だった。
流石に後続は意地で絶ったけれど、冷や汗モノのピッチングだったと思う。
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田中マー坊の驕りと星野監督のアホな義侠心が相俟って
実に危機一髪の危険な状態を演出したのだった。
ジャイアンツもだらしないやな。
そんな大チャンスに田中マー坊を打ち崩せなかった。
大金払ってる選手達もロクな働きも出来なかったクセに原監督は
力いっぱい頑張ったが及ばなかったなどと釈明。
何をかいわんやである。
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田中マー坊のあるべき姿としては::
頭に血を登らせて出張ってくるのではなく
あくまでもチームの最悪の状態(則本が打ち込まれて窮地に立つことを言う)に備えて
冷静に準備して、リリーフ投手として戦況を見詰めることであったろう。
星野監督のあるべき姿としては::
田中マー坊がいきり立って、投げる!と言っても
お前の出番は無い!と明言して田中をクールに待機させることだったろう。
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かつて稲尾和久が日本シリーズで4連投したのを後楽園で見たことがある。
田中マー坊が連勝記録で稲尾を抜いたといっても
稲尾のレギュラー・シーズンでの使われ方とは雲泥の差がある。
当時、西鉄の三原監督は常時、稲尾をリリーフ投手としても起用し続けていた。
勿論、稲尾は先発完投型の投手であったが
いつでもリリーフ陣の筆頭に立ってシーズンを戦っていた。
つまり for the team に徹していたものである。
星野監督の脳裡には、かつての稲尾の姿が浮かんだに違いない。
でも、そこにはかつての三原&稲尾に見られたような冷徹な勝負観は見出せない。
ロマンティックで博打のような夢想でしかなかった。
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「結果良ければすべて良し」とは何処の世界の話であろうか?
勝利監督としてお立ち台に登った星野氏は・・・
「勝つことで、スズメの涙ほどでも良いから東北に元気を与えることしか考えてなかった・・・」などと言う。
オイラはそれは嘘だと思う。
真剣にそう考えてるなら、絶対に第七戦は勝ち切らなければならない!
しからば、そんなロマンティックな判断は絶対にしてはならない筈である。
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翌日、幾つかの新聞を買って読んでみたが
この点を指摘した記述は見られなかった。
まことに残念である。
だから、ジャイアンツ戦にエースをたてない
マエケンも三浦もジャイアンツ戦に先発しない
勝てるところにエースを投げさせる
だから、ジャイアンツがますます独走する
ジャイアンツが独走すると、他のチームも2位3位狙いになって
ジャイアンツ戦にエースをたてなくなってくる
ジャイアンツ戦にエースをたてるのは、タイガースだけだった
これでは、ますます野球がつまらなくなる
力のあるピッチャーとしては悔しいでしょう。
そんな起用をされ続けてるとスポーツマンシップを失う。
必然的に野球はスポーツから遠ざかる。
野球少年の夢もいつか閉ざされていく。
今日は14時頃から雪降りになりました
今も降ってます
明日の朝までにどの位積もるのか心配ですが、
毎年の事ですがやはり降りはじめって嫌ですね。
寒さが厳しくなりますので風邪などひかないように
体調には十分気を付けて下さい。
雪下ろしっていう想像するだけで危険で大変な労働が待ち構えているし・・・
お爺になってきましたので、体調変化には敏感ですがこれまた
誰にでも訪れる老年の試練です。
その後修行の跡は快調ですか?