ふとしたこと

日々に気づいたことを書きます

ご無沙汰です

2013年02月10日 10時01分40秒 | 渓流釣り

 

上手に毛鉤を巻く人がいっぱい居るもんですよねぇ。

Youtubeを参考にして何か新しい毛鉤を巻いてみたいと。

流石にフライ・フィッシングの国だけあって英米人には

凄い毛鉤を巻く人がいます。

コタツに寄り付いて背中を丸めながら・・・

そんな毛鉤巻きに注目しております。

とてもぢゃないが

オイラにゃ真似が出来そうもないような凝った毛鉤。

はてさて?

そこへ行くとテンカラの毛鉤がなんとシンプルで簡単なものか?

ということになる訳ですね。

方やコリコリと音がするような毛鉤群。

方や、鳥の毛をぱらっと巻いただけの毛鉤たち。

同じ毛鉤でありながらどうしてこうも違うんでしょうね?

そして

テンカラの方が良く釣れるとなると・・・

いったいフライ・フィッシングがやってることって?

なんだろね???

という疑問が沸いて来たりするではないか?

無い知恵を絞って考えてみるに。

フライ・フィッシングの行き方は・・・

”ライズ”を釣るという在り方に尽きるのではないか?

つまり・・・

水中で羽化したり、水面で羽化する水生昆虫が羽化する前後に

魚達がこれを捕食しようと水中あるいは水面近傍で体をうねらせたり

水面を割ってジャンプする。

これをライズと総称してるようです。

このライズの起因となる水生昆虫は一体どれなんだ?

というところから始まる釣なんですね。

カワゲラなのか、

ヒラタカゲロウなのか

ガガンボなのか・・・などなど。

それを見極めて、はてその虫のサイズはどうじゃろうか?

などと推し量って

これらの虫に似せて予め作っておいた大小の毛鉤を糸に結んで

魚の近くへ投げ込んで

「おい!どうぢゃ?

これ食わんかよ?」とやる。

それでパクゥっと魚が食えば釣り人の勝ち!

見切られて釣れなければ釣り人の負け!

と簡単に言えばこういうゲームが主体となる釣の分野なんだね。

どうも。

従って、同じ毛鉤を使っても

ライズが無いときの釣(どうもこれをブラインドの釣などと言ってる)や

いきなり毛鉤を水中に沈めての釣というものは・・・

フライ・フィッシング本流から言えば外道的な釣り方を指しているようだ。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

あくまでもフライ・フィッシングというものは

水面に毛鉤を浮かせて釣るのが本筋らしいことがおぼろげながら判って来た。

そして、これがテンカラ毛鉤による釣と大きく違うのだが

毛鉤を流す時間と距離がうんと長いのである。

そりゃそうだろう。

あれだけコリコリと音を立てながら巻いた毛鉤と言う物は

そんじょそこらのお魚には簡単にフェイクとは見切られないだけの

風情があるんだもの。

目玉がついてたり、6本足がついてたり、尻尾や羽をつけたり・・・

大変なんだから、あなた。

一方。

テンカラ釣師が投げるラインの先の毛鉤なんて雰囲気だけの贋物なので

お魚にすぐに見切られることを覚悟してる。

だから毛鉤をポイントに打ったら

いち、にぃ、さん、ほい!で引き上げるくらいの時間しか

お魚には見せないのだ。

幾ら見せ付けてもすぐに贋物と賢い渓流魚は悟ってしまうので

魚達がスレてしまう。

渓流魚に見切られる前に釣ってしまおう!というのがテンカラの極意。

ある意味で魚の錯覚を突く釣りといえるかもしれない。

「おい!」と呼んだら

「なんだ?」と言って振り向いた時には毛鉤が掛かってるみたいな。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

なかなか魚釣りとはいえ奥が深いですな。

フライ・フィッシングとテンカラの中間を行くような釣りもあるに違いないと

思っています。

ご意見お寄せ頂ければ幸いです。

 

 


最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
考えさせられる良い話ですね (ナル)
2013-02-10 20:18:47
エサ釣、ルアー、毛針、色々ありますが、釣り師が何を目的とするかですね。
毛針にもテンカラ、フライと分かれていても、そこに行き着いた土壌が違い、嗜好が違う。

私は小さい頃、ミミズでも釣っていましたが、秋になるとコオロギをエサにしていました。コオロギで釣るのは、エサ釣りになるのでしょうが、毛針で動く類のものが出てきたら、もっとエサ釣りに近づくでしょうし、動く魚を真似たのがルアーであるのも興味深いですね。
今年、私が一度試してみたいのは、小赤でのヤエンです。邪道であるのは間違いないのですが、本当の魚をアマゴがどうやって追うのか見てみたいです。ルアーは魚の反射神経を利用した釣りでもあるでしょうが、本当の魚に対しては、反射なのか捕食なのか?
返信する
コメントをありがとうございました。 (ginjiro)
2013-02-11 09:28:22
フライ・フィッシングは英国のお金持ちが自宅の庭にある渓流で
お客を楽しませるためにやっていたようなものらしく
ジャケットを着てネクタイ締めての釣りスタイルですね。

テンカラは職漁師の釣りだったと言われておりますから
根っこは相当な違いがありそうです。

私なんか、これまで殆ど餌釣りを通しておりますし、これからも
そう簡単に餌釣りをやめる気にはならないですね。

餌釣りの面白さは堪らないものがありますね。

ヤエンという釣り方を・・・実は知らないんです(ごめん)。
小赤って雑魚ですかね?
弱った雑魚をアマゴが襲う図ですね?

ルアーの原点になる釣りなのではないでしょうか?

ルアーは渓流魚の闘争心に火をつける釣りだと思ってます。

返信する

コメントを投稿