名曲揃いのBELOVED
ただこのころの声はあまり好きではない。
GROOVY TOUR ☆3.5
このアルバムから頭の曲!って感じの曲を作るのが上手くなった印象。後作のYOU MAY DREAMとともにアッパーでテンションの上がるライブにはもってこいな曲。曲中にもライブのように歓声のサンプリングを入れており想定していることがうかがえる。また歌詞に当時サポートメンバーだったD.I.Eさんの名が入っており遊び心も取り入れている。
Lovers change, fighters cool ☆4
続いてはマイナー調のハイテンポなナンバー。よくこんな曲名が出てくるなと感心する。そしてこの曲はギターアレンジが秀逸。リフから始まりヒサシさん裏メロ。ソロ後にもシンプルな裏メロ。全て噛み合っているなと。
BELOVED ☆3.5
こちらのバージョンはBメロのシンセ?がなくこれはこれで好き。というかこっちのが好きかもしれない。聴き飽きたというのもあるので星は低めだがもちろんいい曲。ソロはライブ版のがいいかな。
SHUTTER SPEEDSのテーマ ☆2
これもライブのノリだとか再録バージョンがいいので低め。昔はこれと3年後が好きだった。今ではカメラを趣味に持っているのでシャータースピードという言葉に親近感。
Fairy Story ☆3.5
ライブで全くやってくれないこの曲。綺麗なメロディのイントロはサビ裏メロにもなり秀逸。タクローパートは布袋さんのように煌びやかなクリーントーンで時代感が出て良い。
カナリヤ ☆5
音楽を自発的に聴くようになって親からMDを借りた時に初めて好きになった曲。GLAYにしてはとてもシンプルなアプローチの曲なのだがリバーブがうまくかかっており奥域のある仕上がり。夢の空間って感じ。
HIT THE WORLD CHART! ☆3.5
歌詞としては単調なのだが楽器のアプローチがそれを打ち消す。割とGLAYの必殺技、一部分だけ3連をこの曲にも採用。攻めに攻めた2人のギターソロが聴ける。イントロリフもロックでヒサシさんの必殺技のハーモニクスも入ってお得。ライブを意識して作られてるだろうがなかなかやってくれない。
a Boy〜ずっと忘れない〜 ☆4
全盛期の曲に隠れがちだが忘れてはいけないこの曲。12弦ギターが採用されている。スピッツに似合いそうな曲。歌詞にその曲のことを出す表現が好き。「もしも涙こらえきれずこぼれそうなそんな時にはこの詩を」
春を愛する人 ☆4
春と銘打っているが四季曲。佐久間さんがアレンジしたか知らないがピアノの硬い音が似合う。やはり外国の壮大な自然を目の当たりにしたらスケールの大きい曲が出来るんだなと感心。
カーテンコール ☆4.5
ピアノメインで6分以上のバラッドはあまり好まないのだがこれは大好き。歌詞にも共感する。日常に疲れ幸せがどうとか感じられなくなるが結局は1番近い日常に癒やされる。
都忘れ ☆5
ピアノの硬い音が曲の始まりを告げる。人生を階段の昇り降りで表現する。しかもそういう表現は非常に慎重に作らないとダサくなるがこれはドンピシャ。曲名と曲のギャップもいい。タクローパートのカウンターメロディが炸裂。
RHAPSODY ☆4.5
ベースの音色が珍しい曲。悪い意味でなく安っぽい音で曲との分離感が面白い。曲自体はこういうアッパーな曲にしてはいろんな言葉が出てきてタクローさんの国語力に脱帽。ギターパートが現代のようにステレオ感あったらなと。
個人的おすすめ度:☆4.5
個性、いや作ってる人はほぼ1人だが1曲1曲がキャラクターを持ちその曲順に合っておりドラマ性を生んでいる。むしろこの順番がよすぎてこの後の何作かはその固定観念に縛られたかのように同じような並びでアルバムが作られる。それでもマンネリにはならないのが凄いが。
90年代の商業音楽が好きな方にはオススメしたい。
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