正直買うときは怖かった。50年近く前に作られたギターの状態というのはどの程度は基準なのか。
まあ不安になっている時点で買う資格がなかったのかもしれないが。
買った場所は東京。当時はレギュラーギターで改造もしやすかった為かなかなかいいものが見つからず。都会に行かないと買えないのである。
置いてあるお店に行く前日に急ぎ足でいろんなところを回った。78年くらいのサンバーストのカスタムがネットに出ていたのでもしかしたら掘り出し物があるかもと。
欲しいものは高い。ヴィンテージが目当てで行ったからしょうがない。54年バーブリッジはかっこよかったな。
そしてお店へ出向いた。ヴィンテージショップが故に欲しいものだらけだ。
恐らく買うような顔に見えなかったのであろう、愛想がよくなかった。
買うとなったら手のひらくるーっ。ヴィンテージショップだから試奏目当ての人もいるのだろう。
そんなこんなで買ってからも試奏したときにこんな感じだったっけとか不安になったりだったがものは素晴らしかった。
P-90のレスポールほどジャキジャキでなくスタンダードレスポールほど甘い音でもなく。グレゼマよりはハイ寄りだったので今までの自分の音ではなかったが自身のスタイルを変えるきっかけになった。
欲しくなったきっかけはSupernova Expressだった。当時はレスポールに興味がなかったが明らかに見た目の異なるそれに惹かれた。
今ではすっかりメインギターのひとつとなった。緑青は微小にあるのだがそれがちゃんと出てきたら最高なんだけどな。
安いギターでいい音が出せるだとか出来る人は凄いけどやっぱりとだをはまずは外見。自分が使って楽しいと思えるものでなければいけないと思うし高いギターはいわゆるひとつの自分の気持ちのボルテージを上げられる重要なキーであると考える。
塗装がかなり焼けているがタバコの臭いは全くせず単純な経年による変色のようだ。最近細かなクラックが入った。
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