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日本在住歴約40年のRon McFarlandと外資系勤務が長い齋藤信幸が、それぞれの海外体験を語ります。

中国で日本人2人「スパイ行為容疑」で拘束 : 他人事ではない大きなリスク

2015-09-30 07:37:38 | Ron's Life Story
以下は、今朝の朝日新聞のニュース。

詳細は不明だが、旅行者がいつ巻き込まれてもおかしくないリスクである。入ってはいけない軍や政府の敷地へ誤って侵入、取ってはいけない写真の撮影、などは一般の旅行者でも起こす可能性がある。また、ネットでの政府批判や中国NGOの支援など日本では全く問題のないことも問題視される可能性がある。更に問題なのは一般の日本人は拘束されたとき中国語で釈明できないことである。日本語のできる通訳がつくとは限らない。

中国では街中のちょっとした事件でも問題が起きる可能性はある。例えば、あなたがスリにあって追いかけて倒したとする。警察がくるかどうかはわからない。周りの人が集まってきて議論を始めるが、あなたは中国語で説明できない。そのうちあなたが日本人であることがわかる。さて、どうなる?交通事故も同じである。あなたが悪者にされる可能性がある。

海外旅行や海外出張ではこのようなリスクがあることを念頭におくことが大切。

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金順姫
2015年9月30日05時06分
 中国遼寧省と浙江省で5月、「スパイ行為」にかかわった疑いで日本人男性2人が相次いで中国当局に拘束されたことがわかった。複数の日中関係筋が明らかにした。スパイ行為の疑いで日本人が中国で拘束されたことが明らかになるのは極めて異例。どのような行為が問題とみなされたのかは不明だが、拘束は数カ月に及んでおり、中国側が2人の行動を重大視している可能性がある。

 関係筋によると、男性2人は民間人で、中国には住んでおらず、日本から渡航して拘束された。中国の反スパイ法と刑法が根拠となっているという。1人は遼寧省の中朝国境地帯で、もう1人は浙江省の軍事施設周辺で拘束された。

 習近平(シーチンピン)指導部は「海外の反中国勢力」の流入を警戒し、取り締まりや監視を強めている。昨年11月にはスパイ行為を具体的に定義した「反スパイ法」を施行。国内外の組織や個人が国家の安全に危害を及ぼす活動や、国家機密を盗み取ることなどをスパイ行為と定めた。中国側は、男性2人の行動において、日本政府の指示があったかどうかについても調べている模様だという。
 スパイ行為で国家の安全に危害を及ぼした場合、中国の刑法によると最高刑で死刑になる可能性がある。

 日本人が拘束される事件では、2010年9月、準大手ゼネコン・フジタの社員ら日本人4人が河北省石家荘市の軍事管理区域に入り、ビデオ撮影をしたとして中国当局に拘束されたケースがあった。この時は、20日以内に4人とも釈放された。今回の男性2人は数カ月にわたって拘束され、中国側が事態を重く見ている可能性がある。

 日本外務省海外邦人安全課は「個別の事案についてはお答えを差し控えたい」としている。(金順姫)
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