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日本在住歴約40年のRon McFarlandと外資系勤務が長い齋藤信幸が、それぞれの海外体験を語ります。

中小企業の社長はもっと「外」に出よう!

2013-05-01 01:09:58 | グローバル人材育成
このところグローバル化関連のニュースを見ない日はないが、中小企業のグローバル化への熱はそれほどホットではない。

「2013年の中小企業の経営施策」(産業能率大学)でも「グローバル化への対応」を13年の経営施策にあげている企業は3.9%と少なく、昨年の7.3%よりも減っている。

ちなみに「市場シュアの拡大」は35.0%、「新規事業への進出」が28.7%である。

別の資料によるとグローバル化しない理由として一番多いのは「その必要性を感じない」である。

縮小する市場の中でどうビジネスを伸ばしていくのであろうか。シェアを拡大してもパイが小さくなれば売り上げは増えないかもしれない。

経営陣の現状再認識と危機感の醸成が必要である。

グローバル化の狙いは、海外需要の取り込みであり、新市場対応による国内事業の活性化・雇用の拡大、そしてイノベーションである。

先の資料でグローバル化対応への関心がきわめて低かった土木・建築業や医療・福祉業でも海外を訪問し、マーケティングをすればビジネスチャンスを必ず見つけることができる。

新興国の道路を歩いてみよう。舗装の出来具合、タイルの剥がれ、日本企業ならもっとうまくできる。「おもてなしの心」で対応する日本の福祉事業のノウハウを、高齢化する中国や韓国、タイなどに売れないか。

「海外に行く度に、日本企業ならもっとうまくできるのに」と思うことが沢山見つかります。

どの分野でも日本と新興国の間の技術レベルやサービスの質のギャップは大きい。

それを利用できるのはいつですか。「今でしょう」

まずは、社長が外に出ることです。内向きなのは若者だけではない。

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