『食堂のおばちゃん』 ←前回の記事参照
には
副業がありました
職種は何かというと
運搬業です
運ぶ荷物は何かというと
猫です
運ぶルートはどこかというと
家と動物病院間です
今回の運搬理由は
ワクチン接種です
ギャーおろせー
病院での計量で
荷物は重さ5.55kgでした
病院では必ず
「家に帰ったら安静にして、よく様子をみていてください」
と
言われます
わかっているから副業は雨の日を選びました
台風崩れがやってくるであろう9日に
任務を遂行したわけですが
5.55kgの荷物は大人しく家に納まる代物ではありません
「今日ぐらい家にいてね」と獣医さんにも言われましたが
そんなこたぁ できないのです
家には3分しかいれないウルトラネコを
食堂のおばちゃんはなんとか2時間止め置きました
が
家にいては安静になんかできないことがわかっているので
「小屋でちゃんと寝てるんだよ」と言って
荷物を外に出してやりました
期待した台風崩れは
崩れすぎて全く役に立ちませんでしたが
荷物はその後大人しくいつものgojo小屋天井裏で寝ていました
去年も
注射の翌日はダルそうに小屋で寝ていました
きっと今年もそうなるだろうと予想していましたが
予想外だった気温
翌日は10月とは思えない陽気で
さすがにサンルームは暑かったようで
お昼過ぎ
荷物はどこかに移動してしまい
そして
夕方になっても
夜になっても食堂には現れませんでした
心配した食堂のおばちゃんが
懐中電灯をもってgojo小屋に行ってみると
荷物はにゃんこハウスの中から
電灯をまぶしそうに見つめ返してきました
その目は
「あんた 俺に何したんじゃ?」と怒っているようにもみえ
食堂のおばちゃんは罪悪感で一杯になりました
雨の翌日も荷物は
ずっとgojo小屋で寝ていて
呼びかけにも全く反応せず
ご飯も全く食べず丸二日経とうとしていました
午後3時ごろ
また様子をみにカメラを手にデッキに出ると
荷物が小屋から出てきました
よーやくダルさから解放されたみたいで
さっさと食堂の中に入っていきました
いつものようにガリガリ食べてさっさと出かけようとする荷物に
「少し休んでいきなよ」と声をかけましたが
出て行ってしまいました
そしてその晩
びしょぬれのものが食堂に掛け込んできました
食堂のおばちゃんは
濡れた荷物を丁寧に拭きとるという
クリーニング業も始めることになりました
今朝も濡れた荷物がやってきました
商売繁盛です
外が多くて体の健康チェックができないnyaa
ワクチンの副作用など考えると
どーしたものだろうと悩みの種なのですが
外に出る以上ワクチンは必要だし・・・
来年は
獣医さんに
「野良猫にワクチン打ってるようなものなんです」って
相談してみようかと思います
接種するのも
もっと寒くなってからにしたらいいんでしょうかね・・・