とにかく落ち着いた空間だ。
入口を開けると、すぐに下に降りる階段があり、
「いらっしゃいませ」の声が下から聞こえている。
そこは地下ではなく
窓からは明るい陽が射している。
たとえば、あるペンションの自分の部屋を出たら、
眼下のダイニングルームから「おはようございます」
と声をかけられたような感覚。
BGMは室内管弦楽。
レジカウンターでは、落ち着いた感じの背広姿の年配の男性が
どっしりと、たえず客と店内全体を見ている。
ユーヤがいたずら開始。
テーブルにある大量の「つまようじ」を使って
字を書いていたら、それを見て注意するどころか
「足らなかったら言ってくださいね」
と言ってくれた大変よく気がつく愛層のいい女性スタッフ。
もちろん料理も美味しかったけど、扉ひとつで
日常の喧騒から別の世界に入り込める・・・・
そんな空間でした。