和敬清寂・・・相手を敬えば和になれるのだけど
先日、柴崎コウの特集をしてたテレビ番組のなかで、本の紹介をしてるシーンがありました。
渡會正純・石飛博光著『ほっとする禅語70』という本です。
ボクは、この本が出版されたときに拾い読みをし、
ちょっとだけ感動したので人にもすすめたのを思い出しました。
人にやさしい禅の教えに、気鋭の書家の書を添えた安らぎの一冊。
その本の中の一つが「和敬静寂」という禅の言葉です。
簡単に言えば「お互い仲良く(和)、敬いあって(敬)、見た目だけでなく心も清らかに(清)、何事にも動じない心(寂)を持ちなさい」という教え。
◇キュウリとしらすの和え物は、それぞれの味が引き立って美味しいけれど、これをミキサーにかけてどろどろのジュースにしてしまったら、どちらの味も死んでしまう。キュウリとしらすは、それぞれの個性はそのままで一緒に小鉢にいてくれるのが平和です。
◇仲良しでいるということは、自分を相手に合わせていればいいというものではなく、自分という個性をそのままに、相手の個性もそのまま認めて一緒に過ごすということ。これが「和」です。人間が同じでなければ仲良くできないのではありません。同じでないからこそ、1+1=2以上になる可能性もあるのです。
◇だから、「あの人は自分とは違う」と思えば思うほど、近づいてごらんなさい。人との出会いがあなたを豊かにするはずです。和でいるコツは相手を敬うこと。その結果、居心地の良い清々しい関係が出来ます。
二玄社 『ほっとする禅語70』 渡曾正純・石飛博光 より
一期一会のこころ 和敬清寂のもてなし
初えびす。園児に囲まれて、さあ出発!
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