ヘルマン・ヘッセ
「庭仕事の愉しみ」
代表作「車輪の下」で知られるヘルマン・ヘッセ。
そのヘッセが庭にたたずみ、自然を観察し、
庭仕事に汗する中から自然と人生の心理、
本質をみいだしたのが本書「庭仕事の愉しみ」
10年以上前に出た本です。
庭仕事を通して学んだ「自然と人生」の叡知を、
詩とエッセイ自筆水彩画で綴っています。
ヘッセいわく「庭仕事は瞑想である」
「そこには、草花や樹木が教えてくれる生命の秘密がある」
「土と植物を相手にする仕事は、
瞑想するのと同じように、魂を解放させてくれる」
たしかに、天気がいいときに
庭の芝生に座ると気持ちがいい。(チッチャイ庭ですが)
土や花の匂い、庭木の下の涼しさ・・・・気分が落ち着く。
ガーデニングが好きな人なら誰もが感じているだろう感覚を
この本では言葉で巧みに表していると思います。。
空気の流れや風景までもが感覚的に読める本。
庭づくりのヒントになるようなことも書かれていますヨ。