10月に福知山市で辻井伸行さんのコンサートが予定されています。
ボクは、彼が時の人となるまえから、HPで見つけて、
「ぜひ聴きに行かなくては・・・」と思っていました。
コンクールで優勝しTVで話題になったおかげで、
フツーに買えるはずのチケットが買えなくなってしまいました。
先日、テレビを見てたら、ピアノコンクールで優勝した辻井伸行さんの記者会見の様子をやっていました。
その際に「珍しく涙が出た」とコメントする辻井さんに対してある記者は
「1日だけ目が見える日があったら何が見たいですか?」と聞き、辻井さんはその質問に「両親の顔、友達の顔」とこたえていました。
聞いた女性記者は気の効いた質問をしたつもりでしょうが、実現の可能性がない身体的仮定の質問を平気でする神経を疑いました。
体が不自由な方に
「もし耳が聞こえたら?」なんて聞けますか?
「もし足が・・・?」
「もし発作が・・・?」
「もしも空が飛べたら?」ってファンタジーとは
次元が違う質問です。
無神経さだと気づかないんですかね?
辻井さんが良い人なだけに、なおさら、記者の質問が際立っていました。
もちろんこの質問にも何の不快感も見せずに回答をしていました。
見ているボク達のほうが、涙がでそうです・・・・・。
一番見たいのは両親の顔。友達の顔や星、海や花火も見てみたい。でも、いまは心の目で見ているので十分満足しています・・・。