奥武蔵の風

168 機関車色の記念電車

 西武秩父線(吾野~西武秩父)開業55周年を記念した赤い電車が、お目見えしました。

 西武秩父線の開業目的の一つは、「武甲山から産出された石灰石を原料とするセメントの輸送」(西武鉄道ホームページ)にありました。そのセメント輸送に活躍した大型電気機関車E851のデザインを再現した記念電車です。(一見、10年前に走った京急カラーの「幸福の赤い電車」と似ていますが、別です!)。

 西武池袋線の高麗駅には、セメント会社の巨大な円筒形のセメント貯蔵タンクが、産業遺産のごとく、今もそびえ立っています。E851 機関車は、1969年から1996年まで、東横瀬駅(貨物専用駅)からこの施設のある高麗駅まで、セメントを積載した貨物列車を牽引していたのです。

 今は、当時の引き込み線が、特急ラビューの追い越し線として役立っているようです。

 


(写真上)© 高麗駅ホームの先に見えるセメント貯蔵タンク。下り特急ラビュー(西武秩父行き)が、右から待避線に進入し、上り電車と交換のため待機。


(写真上)© 上り普通電車(飯能行き)が2番線に入線。


(写真上)© 普通電車が停車。下り特急ラビューは、待避線から秩父方向(奥)へ向かって出発。 

 


(写真上)© E851電気機関車 のデザインを模した赤い記念電車(下り西武秩父行き)が、1番線に入線・停車。ワンマン運転のため運転士が、ドアの開閉操作をします。


(写真上)© 出発しました。


(写真上)© 高麗駅を離れて行きます。

 

参考: セメント輸送に活躍した電気機関車 E851 。記念電車は、このデザインを再現しています。


(上記写真は、西武鉄道のホームページから転載させていただきました。)

 


(写真上)© 西武秩父線を入る初代特急レッドアローをデザインしたレオカード。

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