奥武蔵を南北に走る JR八高線は、西武池袋線と並んで、私が最も利用する鉄道路線です。
関東地方では最後まで SLが走っていたローカル線ですが、今は八王子~高麗川間が電化され、高麗川~高崎間はディーゼル列車が運行しています。
八王子発の下り電車が「箱根ヶ崎」駅を過ぎると、やがて両側の車窓に狭山茶の茶畑が広がります。12月に入ってからは、西方に、雪を頂いた大きな富士山が見えるようになりました。
電車がさらに北上して加治丘陵を抜けると、今度は両側の車窓に、飯能市街がパッと開けます。すぐに電車は、入間川に架かる長い鉄橋を渡って、東飯能駅に到着し、ここで西武池袋線と接続します。
何十年と乗り慣れた路線ですが、先日、西武鉄道主催のウォーキング イベントで、入間川沿いの遊歩道を歩き、JR八高線の入間川橋梁の真下を、初めてくぐりました。
立ち並ぶコンクリート製の太い頑丈な橋脚の上に線路が架かっていて、見上げると、川面からはかなりの高さです。
高所恐怖症の私が、こんな高いところを普段、電車で渡っているとは、いやはや信じられない驚きでした。
(写真上)© 入間川橋梁 遠景。右手前に架かる自動車道路の阿岩橋に比べて、かなり高いところを走っているのが分かります。
(写真上)© 鉄橋は、入間川沿いを走る県道(富岡 入間線)をも跨(また)ぎます。橋脚の間に見えるのは、飯能市立 加治中学校。
(写真上)© 遊歩道から見上げる鉄橋。
(写真上)© 河川敷の遊歩道のほぼ真下から見上げる鉄橋。長く高い!
(写真上)© 橋脚をくぐって、上流側から見上げる鉄橋。やはり長く高い!
(写真上)© 河川敷に造られた東屋。ここから上流の遊歩道は「真善美の小径」。春は桜、秋はヒガンバナの新名所です。
(写真上)© 東屋の屋根を入れて、ズームアップ。空中を走る線路のような印象。
(写真上)© 鉄橋を渡る下り電車。
(写真上)© 線路を支える橋脚。足元に「真善美の小径」のスタート地点を示す看板。