病院からの帰り道。私たちの車のすぐ前を走っているのは、タンクが真新しい銀のスプーンのようにピッカピカの、トレーラー型タンクローリーです。
タンクの背面は、カーブミラーの十数倍はあろうかと思われる巨大な凸面鏡そのもの。そこには私たちの車が映っているのですが、走っているときの見え方は、何とも摩訶不思議。
止まっていれば、鏡と同じで、私たちの車が近づくように見えるだけのことですが、その凸面鏡がどんどん前へ走って行くのですから、鏡の中の私たちの車は、こちらへ向いて走りながら、どんどん後方へ下がって行く感覚。凸面鏡を見つめていると、まるで世界が逆走しているような錯覚にとらわれます。言葉や文字では表現できない不思議な世界です。
助手席にいた私は、急いでスマホを取り出して撮影したのですが、後になって、動画で撮影しておけばよかったなと思った次第。
ちなみに、ピッカピカのタンクローリーは何を積載しているのか疑問でしたので、帰宅してすぐに調べてみたら、飲料水や牛乳などは、衛生上、鉄製のタンクではなく、ステンレス製のタンクでないと運べないのだそうです。
あのピッカピカのタンクには、さぞ美味しい水か牛乳が入っていたに違いありません。
(写真上)© まるで巨大なカーブミラーのような感じ。
(写真上)© 凸面鏡の中は、世界が逆走しているような錯覚。
(写真上)© 鏡の中に、自分の車を見ながら、付いて行きます。
(写真上)© 交差点で左折するタンクローリー。斜めになると、背面はまさにカーブミラーそのもの。2方向の道路が見渡せます。
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☆ よろしかったら、こちらの不思議な動画もご覧ください。
⇒ 奥武蔵の風「不思議な腕時計 - YouTube」
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