奥武蔵の風

120 実用の美:和箒

 和室の畳には、素材が同じイグサの和箒(わぼうき)が、よく似合いました。生活の洋風化によって、家屋から和室が消えつつある時代です。いや、たとえ和室であっても、いまや和箒を使う家庭はほとんどないでしょうね。

 私の実家は典型的な日本家屋で和室が多いせいか、整理していたら、長柄の和箒が3本出てきました。あらためて見ると、まさに実用の美。職人技が感じられ、伝統工芸品と言っても過言ではないように思えましたが、もはや出番はありませんので、写真に収めて、断捨離した次第。

 ちなみに、今日3月9日は、語呂合わせで「サンキュー」、感謝の日ですね。いまや日々、数多くのものを断捨離していますが、私にとって、サヨナラは感謝の言葉でもあります。

 


(写真上)© ここまで編み上げるのは、熟練の技というべきでしょうね。


(写真上)© 編み方にも、いろんな型があるんですね。


(写真上)© これは、かなり使い込まれたようです。お疲れさまでした。ありがとう。

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