アニメ 「宇宙よりも遠い場所」

アニメ 「宇宙よりも遠い場所」（そらよりもとおいばしょ）を見ています。
今季アニメの中では、一番好きな作品です。

「民間の南極観測隊の、隊員になりたい」
その目標に向かって突っ走る、女子高生4人組。

南極で行方不明になった、お母さんを探したい。
高校生として、一所懸命になれるものがほしい。

それぞれの思いを抱いて、泣いたり笑ったり。
すごくほほえましい、作品です。

宇宙（そら）よりも遠い場所。
南極って、どんなところなんだろう・・・。

今日、ご仏壇の伐根式を行いました。
お経を唱えて、お祓いをします。

ご仏壇の持ち主は、元自衛隊員です。
誰も住まなくなった実家を取り壊して、ご仏壇を持っって行かれるとのこと。

「南極観測船「しらせ」に乗っていました」
そう言って、微笑む男性。

南極観測隊・・・。

戦後、日本が南極観測に踏み出したとき。
敗戦国である日本は、氷が厚くて、とても接岸できない場所を、
戦勝国から割り当てられました。

「絶対に、南極大陸にたどり着けない」
諸外国は、そう確信していました。

けれど、日本の砕氷船「そうや」は、接岸に成功。
昭和基地の建設。

度重なる苦難の末に、南極観測の礎を築き上げてきました。

南極観測に従事された方の、ご仏壇。
目の前のご仏壇から、南極の光景が浮かび上がってきました。

宇宙よりも遠い場所。
日本人の魂が、そこにあります。

◆ 参考文献 「宇宙よりも遠い場所」 Wikipedia