僕の家内は招き猫が好き

個人的なエッセイ?

静かな時

2018年03月31日 | 日記
3月最後の、一日。
街は、行楽の人たちの姿であふれている。

春休み。
子供たちは、楽しそう。

昨日、実家のお寺の桜を見た。
久しぶりの、境内。

すっかり様子が変わっている。

石の階段だったところは、スロープに。

昼間でも、うっそうとした木々に包まれていた境内は、
一人で歩くと、怖かった。

昼間でも人気がなく、犯罪に出会いそうな雰囲気が満ち溢れていた。
それが、なんと明るい雰囲気になり、一人歩きも怖くない。

ソメイヨシノや枝垂桜。
満開の花は、すごく美しい。

参道を、女子中学生がひとり歩いている。
ゆっくりとした足取りで、桜を見上げている。

僕の隣には、子供たち。
すれ違う・・・。

この女子中学生とは、もう二度と会うことはない。
言葉も交わすことなく、すれ違う一瞬。

こんな風に人は、出会い、別れていく。
記憶に残らない、風景。

桜吹雪の下.
時は静かに流れていく。


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