自分と向合う

私は設計事務所で働いているけれど、専門的な学校を卒業したわけでもなければ、建築家になりたいとか設計士になりたいとか、夢を持ってこの事務所に入った訳じゃない。
むしろ、挫折の中で働き始めた。
図面を描く仕事にはそれまでも携わっていたし、以前にも設計事務所で働いたことはあったけど、１年も持たずに辞めてしまった経緯があってすごく不安だった。
唯一つあったのは、当時入社直前に大切な友達を病気で亡くして、彼の夢だった設計という仕事に自分が携わることになって、「彼の分まで頑張ろう」と思い。
それだけで最初の１年はただがむしゃらに頑張った。

それから何年か続けると、やっぱり建築士の資格を取るべきか、という思いが湧いてきて、受験の申し込みをして勉強を始めるのだけど、今度は「ただ資格を取る為の勉強でいいの？」って疑問が自分の中におこって、もっともっと専門的な勉強をという思いと、今の生活で精一杯なのに続けられるわけないじゃん、という諦めの気持ちが交互に重なっていって、どーでもよくなって、いっそ辞めてしまえば楽じゃん。

そんな事を繰り返しているうちに、早７年。
最近久しぶりに「建築家を目指しているんですか？」とか、「やっぱり建築の学科を出てるんですよね？」とか聞かれて、答えに困った。
建築の学校出てないし、相変わらず建築家を目指してるとは言い難い。
でも、７年も設計事務所で働いている。
そんなわけで先週末から自分と向合って色々考えてみた。
で、出た結論は今年１年じっくり考えよう、ということ。
今さら焦ってもしょうがないけど、何年も悩む余裕も今の私には無い。

今まで努力が足りなかった反省も踏まえて、じっくり方向性を考えようと。
以前からこのブログを読んで下さっている方はご存知ですが、
今年の私の年間テーマは”恋をする”なので、もちろんそこは押えつつ・・フフフ。