小父さんから

ミーハー小父さんの落書き帳

調査捕鯨敗訴で自民議連が決起?! 鯨肉入りカレーで気合い 政府対応の甘さに重鎮怒り/産経/共同/毎日

2014年04月02日 | ニュース
16日、オランダ・ハーグの国際司法裁判所で、調査捕鯨をめぐる訴訟の口頭弁論に臨む鶴岡公二外務審議官(左端)ら日本政府代表団(共同)写真は47NEWS(よんななニュース)から  

  
  

調査捕鯨敗訴で自民議連が決起?! 鯨肉入りカレーで気合い 政府対応の甘さに重鎮怒り/産経ニュース



  
 
 

余録:オーストラリアも捕鯨船によって文明世界に…

毎日新聞 2014年04月02日 01時18分(最終更新 04月02日 01時19分)

 「オーストラリアも捕鯨船によって文明世界に引き出された。……今日のあの偉大な植民地の生みの母は捕鯨船だ。移民のしばしばの飢餓を救ったのは運良くもその岸に入ってきた捕鯨船だった

 ▲メルビルの小説「白鯨(はくげい)」の一節である。19世紀欧米の捕鯨は鯨油採取が目的で、クジラはバレルを単位とする採油量で識別された。たとえば鯨油40バレルクラスの大きさの雄マッコウクジラは「40バレル・ブル」と呼ばれたのである(森田勝昭(もりたかつあき)著「鯨と捕鯨の文化史」)

 ▲当時のクジラは都会に灯油を供給する泳ぐ油井(ゆせい)として乱獲されたのである。そんな自然収奪型の捕鯨を「生みの母」とする国の人に、なぜささやかな食の楽しみを非難されるのか−−と、つい感情的になりそうなのが今日の捕鯨摩擦である。だが裁判では完敗だった


くじら刺身~写真は高知の居酒屋 大黒堂から    


 ▲南極海での日本の調査捕鯨の即時中止を求めてオーストラリアが起こしていた訴訟で、国際司法裁判所(ICJ)は豪州側の主張を全面的に認める判決を下した。日本の調査捕鯨は「科学調査ではない」と断定、事実上の商業捕鯨だと認め、その中止を命じたのである

 ▲調査にしては捕獲枠が多く、殺す以外の選択を探っていない。つまり科学調査は商業捕鯨の隠れみのにすぎないという主張に有効に反論できなかった日本である。こうなると他の漁業資源管理にかかわる日本の科学調査への信頼まで失われはしまいかと懸念がつのる

 ▲どうにも分の悪い今日の世界での捕鯨だが、妙な被害者感情は禁物だろう。ここは反捕鯨国との価値観の違いを冷静にのみ込み、今の国際社会の中の日本の立ち位置にふさわしい対応を探りたい。


  

 小父さんの中学、高校時代のお袋が作ってくれた弁当にはよくクジラの甘辛く煮てコロコロにしたものが入っていた。博多で育ったら青魚かクジラで大きくなったようなもんだ。不思議と贅沢なすき焼きも食べる機会はあったね(笑)。くじらは今、居酒屋くらいに行かなければ食べられないのじゃないか?確か値段も高いと思う。

 だからと言って、この国際司法裁判所の判決も時の流れかと思っていたら、毎日新聞のコラムは面白い!と朝読んだら、今度は夕がたのネットでこの記事が目に入った。自民党捕鯨議連(会長・鈴木俊一元環境相)に二階俊博元総務会長ら党重鎮が政府に怒りだしたのか!ポーズかどうか知らないが安倍総理も政府代表に「厳しい叱責」をしたって~?

 これは裁判をやり直さなければ覆られないのじゃーないのかい?この行く末も見届けたいね。

    


 佐賀県には「松浦漬(まつうらづけ)」(上の写真)と言う鯨の上顎付近の軟骨であるかぶら骨を刻み、水にさらして脂を抜いたのちに酒粕に漬けた、唐津市呼子名産の珍味もあるんだがな。
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6 コメント

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Unknown (ree)
2014-04-03 06:02:56
一度だけ小学校の頃だったと思うんですが、父に連れられて飲み屋で鯨刺しを食べた記憶があるんですよ。

献立表に書いてなかったから分からないけど、今思えば給食にも使われていたんじゃないかなぁ、と思うんです。
コンビーフをもうちょっと赤くした感じですか?

私の実家なんて桜肉を結構食すんですが、こちらの人には言えないです。
信じられない・・・って言われちゃいます。
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小父さんへ (颯颯(さっさつ))
2014-04-03 07:05:31
鯨は子供ころは庶民の食材でした。
牛肉は高級で、一般家庭では手が届かない時代の話です。
日本の調査捕鯨は科学調査ではないに対し、クジラ専門店などはこの鯨で商売していたのも事実ですから、反論は難しいところですね。
イルカ漁も含めて、食文化の違いなんでしょうか。
そういえば、長い間、クジラを食した記憶はありませんし、高級食材になってしまいましたね。
返信する
reeさんへ (小父さん)
2014-04-03 14:41:10
ほ~っ鯨刺しをお父上と食べられたんですか。
とても貴重なお父さんとの思い出ですね!

給食のおかずとして出てくるなら甘辛く煮てあるのでこげ茶かと思います。
上の写真のような鯨のさしみは赤いですけど、生なので給食には使わないと思います。

へー、会津でも桜肉を食べるんですか。
熊本県では名産ですね。
そうだ!神戸のどこかで馬刺を一度だけ食べたことがあります。
あれも高価なものだと思います。

食文化には垣根がありますね。
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颯颯さんへ (小父さん)
2014-04-03 14:58:41
颯颯さんも鯨を普通に召し上がっていましたか!

はっきりした記憶じゃーないんですが、中、高校の他の生徒より我が家の弁当は鯨がよく入っていたような気がするんです。
なんとも思いませんでしたが。

>牛肉は高級で、一般家庭では手が届かない時代の話です。

そのはずですよね。
なのに貧乏だった我が家で練炭火鉢にすき焼き鍋のせてつっついた記憶が不思議なんです(笑)

自民党は「捕鯨議連」って言うんですからここで票をまとめてもらう人たちなんですね。

毎日新聞の余録ではないですが、オーストラリアの食文化の歴史を知らない人たちに、しかも国際司法裁判所に訴えられたというから皮肉なものです。

どこか戦争を知らない世代が集団安保だ、9条をないがしろだと言っている議論にも似ている気もします。

日本でもすぐ国際司法裁判所に訴えろなんて言いますが、国際法は文化の違いで日本の思うようにも運ばない気もしますね。
政治がからみそうな感じです。

そうだ、私も三宮の居酒屋でも行かないかぎり鯨には出会えませんね。

返信する
Unknown (タワラジェンヌ)
2014-04-03 22:49:00
こんばんは!
鯨肉は小学校の給食によく出てきましたし、家でも食べていましたね。
竜田揚げとか、カレー味にしたものとか・・・
父がさらしくじらが好きでよく一緒にたべたことが懐かしいです。
関西に来たらあまり見かけないので、関西では食べないのかなあ・・・
まだ勤めていた頃、会社の関係で日本水産の施設で鯨の尾身を食べたことがあります。
美味しかったですね~後にも先にもこの時かぎりでしたが。
一度、家ではりはり鍋をしましたが、子どもたちにはあまり評判よくありませんでした。

調査捕鯨といいますが、どんな調査をしているのか、私にはよくわかりませんが
鯨を食べる食文化が昔からあるというほは確かですよね。
犬を食べるというところもあれば、ウサギだって食べますし・・・・
私からすれば犬やうさぎを食べるほうが
なんだか残酷のような気がします。
食文化の違いって大きいですね。
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タワラジェンヌさんへ (小父さん)
2014-04-03 23:57:48
こんばんは

あら、タワラジェンヌさんも給食に出ていましたか。
そう言えば、私もそうかなと思います(笑)
お袋の弁当のおかずに照れがあったのか?弁当ばかりが思い出されます。

竜田揚げは近年居酒屋で食べたことがあります。
ひょっとしたらメニューに鯨があったらすぐに注文する
かも知れません(笑)。

タワラジェンヌさんもお父上との思い出ありでしたか!

尾身という言葉を検索しても出てきません(汗)
画像検索すると「鯨の尾身」は出てきます。
くじらのトロ部のようですね!(笑)

クジラのハリハリ鍋も検索しました。
子供さんたち食べ慣れない「鯨」というので手が出なかったのかな?(笑)

>調査捕鯨といいますが

これは学問的には可笑しくないんでしょうが、実際には食べているので建前ととられるのじゃーないですか。
(想像です)

食文化の違いはどうしようもないですね。

それとお袋の味がしみ込んでいるのと一緒で、日本で生まれ育った人は和食がなかったらさみしいでしょうね。
オリンピック選手などはたぶんみんな自国のコックさんつきなんじゃーないでしょうか!
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