-ALKAN-

しどろもどろでも声は出るなり。

セカンドギア!

2020-02-23 06:06:45 | 日記

私はこれまで、あえて自分の収入について全く関心を示していなかったんですよ。

わかってますから、激低だって。

 

ケガもあって、八か月も無職の生活を強いられて、その間、いろんな事を考えましたしね。仕事なら何でもいい、とにかく生活を維持できるだけの収入がなければ、うちの家族は干上がってしまう。

 あまり意識しませんでしたけど、今思えばかなり焦ってましたね。

 

 岩山のはげ山に、崩れ落ちそうなレールがあって、その上をブレーキの壊れたトロッコに乗った息子と妻が、猛烈な速さで谷底に向かって走り落ちていく、妻はすっかり諦めたような顔で放心状態、息子は強烈な風に耐えながら必死に把手にしがみついている……。

 

 そんな夢を見たんですよ、何度も何度も。 

 

 今の収入でも、まあ暮らせている分にはありがたい、時間が長くても体がきつくても、日々の糧が得られることに、純粋に感謝しなければいけない。

 

 なんてね。思ってたんです。

 

 それにはね、激低の収入を意識するのは邪魔なんですね。意識しない方がいい。妻のやりくり上手のために、なんとか暮らせている。それで、今はまあ、いいじゃないか。幸せじゃないか。健康な妻と息子と猫。世界幸せランキングだったら、シングルランカーだぜきっと。

 

 なんてね。思ってたんです。

 

でも昨日、迂闊に自分の給料明細を見てしまったんですね。ずっと見なかった。一年半も……。

 

 妻に、あなたも見といたほうがいいよ。現実を把握しといたほうがいい。と言われ、渋々見たんです。

 

 あなたは、こんなバイトみたいな給料で、やりくりしてたのか! 

 私は、朝から晩まで働いて、これっぽっちの金しか稼いでいなかったのか!

 

 わかっていたけど、衝撃でしたね。やっぱり、仕事は暮らせればいい、感謝感謝!

 

 では、なかったんです。

 私は元来、努力家ではありませんが、往生際が悪いというか、諦めが悪い性格なので、いつか、でもいつか、この状況を劇的に変換してやろう! とは、思うともなく思っていたんです。それを、あえて封じ込めていたんですね。おもえば臆病な話です。

 

 やっぱりね、自分が思うような生活をするには、なんとしてもそれに見合うだけの収入を得なければいけない。夢はなんぼでも見ればいい、それに見合うだけの収入を得る方法なんて、夢の数より多いはず。やる前に諦めるのが一番残念で無駄が多い、と息子には常に言ってきたはず。

 

 今度は自分にそう言ってやろう!

 しかし、遮二無二働く、寸暇を惜しんで、寝る間を削って、働きに働く。というのは違う気がしているんです。それをやっちゃうと、がんじがらめで心を置いておくスペースまでなくなってしまう。

 

 それじゃあ意味がない。カネがあっても暇がない。ヒマがあっても金がない。同じ事です。

 

だから、在宅ワークで副収入を目指す事にします。セカンドギア!

 先日、友達と話していて、ブログに広告を載せれば、多少の収入を得られる。と聞き、まずはそれをやってみようと思います。

 

 多少でもね、良いんです。何かの足掛かりになれば。

 じっさい、一番いけないのは気持ちが無駄に沈むことなので、それさえ取り除けば、まずは成功。

しかしねぇ……、こんなにドライバー不足が叫ばれているのに、なんでこんなに待遇が悪いんだろう。ドライバーが異議を唱えないからだろうか。

 しかし、何かというとストライキというのは、韓国なんか見てても、明らかに経済を停滞させているからね。物流は経済の動脈だから止まるとシャレにならない。

 

 でもそれだったら尚の事、なぜもっと待遇が良くならないのかなぁ、本当に、やる人いなくなっちゃうよ。その原因は偏にこれだよ。きっと。

 仕事自体は悪くないよ。 適当に気楽だし、適当に責任があるし、適当に工夫が必要だし、適当に危険だし。

 

 やり心地は悪くない、それにドライバーってみんな親切だよ。良い人たちだよ。トラックドライバー。

 

 なんとかね、息子を大学までやらしたいから、野球も思う存分やらしたいから、昔のお父さんなら、仕事の後居酒屋かラーメン屋でバイトしたところを、今のお父さんは、パソコンに向かうんです。

 

 正解ですよね? これ、きっと。

 

 

 

コメント
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