(泣くな村上チーフ。泣くのは京太郎に任せとけw)
ミラーマン鏡京太郎役の石田信之さんはガンの告白で闘病生活頑張っておられますが日々普段の生活のようにお暮らしでなによりですね。鏡の世界にもどってはだめなので引き続き頑張っていただきたいものです。
ひさびさまたミラーマンの周辺のことを。
さて、上の画像で涙を流しておられるのはミラーマンの村上チーフ役 和崎俊哉氏です(当時31歳、現在は75歳になられています)。渋いね~。
(ラブロマンスもこのように立派に演じておられます。HUGはあるけどキスはなかったわ)
お盆で特別何もすることがなかったので楽天のダウンロード映画を探してSFか時代劇でも見ようかと検索していましたらあの勲章を獲得された高倉健さんの任侠もの(やくざ映画)がザクザクでてきました。東映の映画ですのでタイトルと配役の皆さんを拝見しますと あのミラーマンの村上チーフ役、和崎俊哉さんの若き時代の演技が出ている作品がありましたのでダウンロードして見てみました。
和崎俊哉氏は当時東映の時代劇や任侠もので活躍しておられました。(当時は和崎俊也とか和崎隆太郎と名乗っておられたようです)東映は当時時代劇や任侠もので一世を風靡していましたが高倉健さん他大御所スターが主役を総なめにしていたような様相でしたので和崎氏は脇役に徹しておられたようです。
(ここはSFの映画でないので 藤本やめるんだ! はないですが、目をむいた和崎氏は迫力ありますね)
見たのは「緋牡丹博徒 二代目襲名 」(1969年作品)という任侠ものの映画でした。高倉健さん藤純子さんのような大御所とともに和崎氏は重要な役柄で出演しておられました。映画は任侠もので、理不尽であくどい親分が善良な親分をいじめ、殺害し、その仕返しに高倉健さんや藤純子さんが敵討ちみたいなストリーでその線は任侠ものですから脱線しませんね。w
( 藤純子からやくざから足を洗えと諌められ・・・号泣する村上チーフ。ミラーマンでは全く泣かなかった)
和崎氏の役はお祭りの半二というカタギになれないやくざ者が高倉健や藤純子さんらに救ってもらう役柄ですが、人情味あふれる演技であふれていました。ミラーマンは1972年でセリフのほとんどは司令官の役でしたから複雑な語りはあまりなかったと思います。一方この映画ではミラーマンの3年前の作品でしたが重要なセリフ回しや表情作りがにじみ出ており、それと比較するとミラーマンはTVで恰好いいけど俳優さんとしてのにじみ出る演技はストリー的に期待できなかったといういきさつがなんとなくわかります。
(兄貴役の高倉健さんから 俺みたいなやくざになるな といさめられ・・・そしてミラーマンの村上チーフになったとは・・・w)
(お祭りの半二から堅気になられ、村上チーフで頑張る和崎氏 w)
事実脚本を書いた山浦氏は村上チーフと京太郎の絡みどころが描きにくいのでこれがうまくかければもっと良かったかもとやや悔やまれて発言されていました。ただし俳優としての和崎さんは良い役者さんであると賞賛されています。(さよならミラーマンから)
当時の東映の俳優さんらは迷いどころだったと思います。時代劇がだんだんすたれてゆく傾向にあり和崎俊哉氏のように時代劇でキャリアを磨いた俳優さんにとってはまた新しい活路をもとめて生活せねばならず結構大変だったのではと思います。東映は時代劇の衰退とともにやくざ路線にまっしぐらでしたがこれもやがて反社会的と思われ衰退する傾向にあり、ますます活躍の場がせばめられることに。しかし和崎俊哉氏はその後映画やTVの時代劇にずっと出ておられましたのでその意味では時代劇俳優さんとしての金字塔を打ち立てられたのではと個人的に思います。
ミラーマンの配役者の動画を石田信之氏 和崎俊哉氏 工藤堅太郎氏と英語バージョンを3つ作りましたがその中で一番視聴率が高いのは現在和崎俊哉氏です。(数字が人気をすべて語らないですが。)渋い演技に魅せられた皆さんも多い証明ではないでしょうか?
また他にレポートしますね~。
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