これまで、霊界の諸相、霊域と言いますか、様々な世界を、領域としてご説明してきました。で、この「領域」ですが、別々に分かれた空間であるかのような印象を与える言葉です。けれども実際は、この次元という領域は、物理的な空間で言いますと、地球の周囲を取り囲むようにして、それぞれが重なり合っているんです。
例えて言いますと、玉ねぎのような感じですが、少し違うのは、外側の領域は、より内側の領域を包含しているということなんです。
内側から、三次元である地中や地表面が、まずあります。その三次元を含んだ外側が、四次元、その三次元、四次元を含んだ、もう少し外側までが五次元、その三次元、四次元、五次元を含んだ、もう少し外側までが六次元というふうに、低い方の次元領域を包含して外側に広がっていくのが、より高い次元の領域になります。そして、全ての領域を含んで、いちばん外側の、宇宙と接しているのが、九次元、宇宙界なんです。
で、この次元というのは、エネルギー粒子の密度の違いでもありましたが、次元の高い方から低い方へは行けますが、低い方から高い方へは、そのままの状態では行けないという事なんです。これは、気体などで考えて見ると、分かると思います。重い気体と軽い気体が混在する時、重い気体は、低い方へ沈み、何か状態が変わらないと高い所へは上がれませんが、密度が低い軽い気体は、重い気体のある低い所にも含まれて混在し繋がっているということなんです。
さて、四次元の領域ですが、人間が肉体を離れた時に、まず暫くのあいだ霊が滞在するのが、この幽界とも呼ばれる四次元領域です。その後、守護霊や天使などの導きを受けて、自分の波動レベルに合った次元の領域に、順次移動して行くことになります。
霊界の存在を知らず、あるいはその存在を信じなかったり、地上の世界に執着がある場合は、この四次元にそのまま留まることもあリます。あるいは、いろんな欲望ですとか争い事、怒りや妬みなどの重い波動の割合が多い地上生活を送った場合などは、この領域に留まる場合があるということなんです。そういう場合には、自らの想念で、いわゆる地獄のような世界を周囲に創り出し、そうした体験を続ける場合もあるということです。
また、この領域には、精霊、例えばカッパや妖精、天狗のような存在も居り、そうした存在を見ることもあるということです。
さて、アセンション後ですが、現在の三次元的な体験を続けたい場合は、ほかの惑星へ移行するようなことが言われておりますし、波動的に地獄的な領域は存在出来なくなると思われます。そうしますと、今後は、この地球の四次元領域は、消滅していくのではないでしょうか。
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