リーキーガットの最も代表的なシグナルは、
にきび、乾癬、発疹、湿疹
しかし、これはほんの一部。どんなかたちで表面化するかは人それぞれ。ほかにもこれだけの疾患にかかわっているといわれています。
リーキーガット症候群が引き起こす症状、病気
アトピーもしっかり含まれています。とにかく、こうした不定愁訴があったら要注意。リーキーガットを疑いなさい、ということです。
リーキーガットとは?
リーキーガットは腸に穴が開いた状態。体内と外界をへだてる扉がつねに開いている、ということですから、危険きわまりない。腸はヒトの免疫システムの中枢です。免疫細胞の7割が腸に集中しています。
ちなみに、健康な腸はざっと5つの役割を担っています。どれもたいへん重要。
消化・吸収
不要なものの排泄
人体に有害なものブロックして、体内に入れない
化学物質の解毒
腸の免疫細胞が外敵(細菌、ウイルス、カビなど)を排除
リーキーガットになると、これらが全部滞るわけですから、健康を損なって当然。多くの慢性病を引き起こして当然なのです。
アトピーの方は1に注目。消化器が元気なら、食べたものはきちんと消化されて吸収されますが、リーキーガットだとこれがうまくいかない。
本来は、炭水化物はブドウ糖に、たんぱく質はアミノ酸に、脂肪と油は脂肪酸とグリセリンに分解されなければいけない。ところが、腸のバリア機能が不完全だと、食べ物のかけらが分解されないで体内に侵入してしまいます。
この未分解のたんぱく質が、食物アレルギーの原因です。身体はこれを異物(敵)と認識し、免疫系は戦闘態勢をとり、抗体をつくりだして対抗。過剰な免疫反応を引き起こします。しかも、食べ物のたんぱく質には人間の細胞に似た構造のものがあるので、自己免疫疾患を発症することもある。
自己免疫疾患というのは、免疫が自分の組織を攻撃する病気。代表的なものに、円形脱毛症、関節リウマチ、慢性疲労症候群、白斑、クローン病、1型糖尿病、全身性エリテマトーデスなどがあり、このうち3分の2はリーキーガットが引き金だと推測されています。
リーキーガットの原因
リーキーガットの原因には、次のようなものがあります。
食生活の乱れ
精製炭水化物(白砂糖、白小麦など)
グルテン(小麦のたんぱく質)
レクチン(一部の野菜に含まれるたんぱく質)
お酒(アルコール)
コーヒー(カフェイン)
食品添加物
農薬
水道水の塩素
重金属
化学物質
石油化学製品
環境ホルモン
放射性物質
抗生物質
制酸剤(胃薬)
頭痛薬(アスピリン、イブプロフェン、インドメタシン)
ホルモン剤(ステロイド、ピル)
免疫抑制剤
歯科用充填剤(詰め物)
ウイルス、細菌
カビ
ストレス
ほかの病気
とくに注意すべきは薬だそうです。抗生物質を内服すると、腸内細菌が全滅します。すると、いつもは善玉菌が監視しているカビやウイルス、細菌が一気に繁殖。なかんずく多いのは、カンジダの異常発生(カンジダ症)です。
カンジダはもともとヒトの腸に棲んでいる常在菌(イースト菌の一種)。ふだんは善玉菌に押さえつけられておとなしくしていますが、善玉菌がいなくなると、いまがチャンスとばかりに領土を広げ、腸内に毒素をまき散らすのです。
これが、腸粘膜を傷つけ、リーキーガットを引き起こす。
原因が抗生物質以外のケースでも、リーキーガットの人の腸内では、カンジダがのさばっていることが多いそうです。とにかくは上記のような原因物質が腸に入ってくると、善玉菌が減少し、悪玉菌やほかの細菌、ウイルス、カビ、カンジダなどが増えていく。連中は、腸内毒素を大量発生させ、腸粘膜を痛めつけるのです。
リーキーガットの一丁あがりです。
しかも、このときすでに腸粘膜の保護や修復をする善玉菌は虫の息。だから、腸粘膜はいつまでも傷ついたままです。原因物質と毒素のダブルパンチを食らい、腸はますますぼろぼろになっていくのです。
警察や軍隊のいない無法国家と化した腸。悪者が幅を利かせ放題、悪事のかぎりを尽くしています。
リーキーガットが恐ろしいのは、原因物質や毒素、病原菌、カビがなだれを打って体内に侵入してくること。さきほど書いたように、食べ物のたんぱく質も未消化のまま体内に入りこんできます。これらは血流に乗って全身を駆けめぐり、炎症を起こして身体を痛めつけます。未消化の食物たんぱくが引き起こす食物アレルギー※が、さらに炎症に拍車をかけます。
※食物過敏症といったほうが正確。リーキーガットは、即時型と遅延型の両方のアレルギーを引き起こします。じつは、生来的な食物アレルギーというのはごくわずかで、リーキーガットによる過敏症のほうがずっと多いとか。食物アレルギーを発症しやすいのは、卵、乳製品、小麦、大豆、イースト菌(パン酵母やビール酵母など)、豆類など。
血液のろ過や解毒のため、肝臓はフル稼働して対処しますが、そのうち肝臓も疲れはて、処理が追いつかなくなって、全身の細胞が慢性的な炎症に蝕まれていくのです。
すでに栄養の吸収もままならない状態ですから、もはや腸粘膜の修復など到底不可能。完全に負のスパイラルにおちいってしまいます。
にきび、乾癬、発疹、湿疹
しかし、これはほんの一部。どんなかたちで表面化するかは人それぞれ。ほかにもこれだけの疾患にかかわっているといわれています。
リーキーガット症候群が引き起こす症状、病気
アトピーもしっかり含まれています。とにかく、こうした不定愁訴があったら要注意。リーキーガットを疑いなさい、ということです。
リーキーガットとは?
リーキーガットは腸に穴が開いた状態。体内と外界をへだてる扉がつねに開いている、ということですから、危険きわまりない。腸はヒトの免疫システムの中枢です。免疫細胞の7割が腸に集中しています。
ちなみに、健康な腸はざっと5つの役割を担っています。どれもたいへん重要。
消化・吸収
不要なものの排泄
人体に有害なものブロックして、体内に入れない
化学物質の解毒
腸の免疫細胞が外敵(細菌、ウイルス、カビなど)を排除
リーキーガットになると、これらが全部滞るわけですから、健康を損なって当然。多くの慢性病を引き起こして当然なのです。
アトピーの方は1に注目。消化器が元気なら、食べたものはきちんと消化されて吸収されますが、リーキーガットだとこれがうまくいかない。
本来は、炭水化物はブドウ糖に、たんぱく質はアミノ酸に、脂肪と油は脂肪酸とグリセリンに分解されなければいけない。ところが、腸のバリア機能が不完全だと、食べ物のかけらが分解されないで体内に侵入してしまいます。
この未分解のたんぱく質が、食物アレルギーの原因です。身体はこれを異物(敵)と認識し、免疫系は戦闘態勢をとり、抗体をつくりだして対抗。過剰な免疫反応を引き起こします。しかも、食べ物のたんぱく質には人間の細胞に似た構造のものがあるので、自己免疫疾患を発症することもある。
自己免疫疾患というのは、免疫が自分の組織を攻撃する病気。代表的なものに、円形脱毛症、関節リウマチ、慢性疲労症候群、白斑、クローン病、1型糖尿病、全身性エリテマトーデスなどがあり、このうち3分の2はリーキーガットが引き金だと推測されています。
リーキーガットの原因
リーキーガットの原因には、次のようなものがあります。
食生活の乱れ
精製炭水化物(白砂糖、白小麦など)
グルテン(小麦のたんぱく質)
レクチン(一部の野菜に含まれるたんぱく質)
お酒(アルコール)
コーヒー(カフェイン)
食品添加物
農薬
水道水の塩素
重金属
化学物質
石油化学製品
環境ホルモン
放射性物質
抗生物質
制酸剤(胃薬)
頭痛薬(アスピリン、イブプロフェン、インドメタシン)
ホルモン剤(ステロイド、ピル)
免疫抑制剤
歯科用充填剤(詰め物)
ウイルス、細菌
カビ
ストレス
ほかの病気
とくに注意すべきは薬だそうです。抗生物質を内服すると、腸内細菌が全滅します。すると、いつもは善玉菌が監視しているカビやウイルス、細菌が一気に繁殖。なかんずく多いのは、カンジダの異常発生(カンジダ症)です。
カンジダはもともとヒトの腸に棲んでいる常在菌(イースト菌の一種)。ふだんは善玉菌に押さえつけられておとなしくしていますが、善玉菌がいなくなると、いまがチャンスとばかりに領土を広げ、腸内に毒素をまき散らすのです。
これが、腸粘膜を傷つけ、リーキーガットを引き起こす。
原因が抗生物質以外のケースでも、リーキーガットの人の腸内では、カンジダがのさばっていることが多いそうです。とにかくは上記のような原因物質が腸に入ってくると、善玉菌が減少し、悪玉菌やほかの細菌、ウイルス、カビ、カンジダなどが増えていく。連中は、腸内毒素を大量発生させ、腸粘膜を痛めつけるのです。
リーキーガットの一丁あがりです。
しかも、このときすでに腸粘膜の保護や修復をする善玉菌は虫の息。だから、腸粘膜はいつまでも傷ついたままです。原因物質と毒素のダブルパンチを食らい、腸はますますぼろぼろになっていくのです。
警察や軍隊のいない無法国家と化した腸。悪者が幅を利かせ放題、悪事のかぎりを尽くしています。
リーキーガットが恐ろしいのは、原因物質や毒素、病原菌、カビがなだれを打って体内に侵入してくること。さきほど書いたように、食べ物のたんぱく質も未消化のまま体内に入りこんできます。これらは血流に乗って全身を駆けめぐり、炎症を起こして身体を痛めつけます。未消化の食物たんぱくが引き起こす食物アレルギー※が、さらに炎症に拍車をかけます。
※食物過敏症といったほうが正確。リーキーガットは、即時型と遅延型の両方のアレルギーを引き起こします。じつは、生来的な食物アレルギーというのはごくわずかで、リーキーガットによる過敏症のほうがずっと多いとか。食物アレルギーを発症しやすいのは、卵、乳製品、小麦、大豆、イースト菌(パン酵母やビール酵母など)、豆類など。
血液のろ過や解毒のため、肝臓はフル稼働して対処しますが、そのうち肝臓も疲れはて、処理が追いつかなくなって、全身の細胞が慢性的な炎症に蝕まれていくのです。
すでに栄養の吸収もままならない状態ですから、もはや腸粘膜の修復など到底不可能。完全に負のスパイラルにおちいってしまいます。
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