太平洋クロマグロ、産卵場が判明 南西諸島沖と日本海
朝日新聞デジタル 11月28日(水)17時5分配信
太平洋クロマグロの産卵場が、沖縄本島の南西にある南西諸島沖と日本海の隠岐から能登半島付近で毎年つくられることがわかった。水産庁や関係自治体らが今年春から夏にかけて行った太平洋クロマグロの稚魚(1~15センチ程度)などの分布調査で判明した。
調査は2年かけて実施した。南西諸島沖と日本海は主要な産卵場で、産卵場は年による変動が多いという。南西諸島沖で生まれた稚魚は黒潮を北上し、屋久島西沖で分かれ、土佐湾、五島列島沖に流れているとみられる。
クロマグロは乱獲を避けるため国際的に資源管理が厳しくなっている。稚魚を使う国内の養殖施設も10月から現行以上に拡大させないよう、農林水産相が命じている。
朝日新聞社
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