放射性セシウム光らせ、確認できる検出薬を開発
読売新聞 12月23日(日)8時36分配信
放射性セシウムを光らせ、目で確認できる検出薬を開発したと、独立行政法人物質・材料研究機構(茨城県つくば市)のチームが発表した。
人体や環境への悪影響がないことを確認できれば実用化を目指す。原発事故の除染などに役立てたいという。
同機構の有賀克彦主任研究者と森泰蔵博士研究員らが、市販の3種類の試薬を使って開発した。この検出薬はセシウムを包み込む性質を持ち、セシウムを含む土などにかけて紫外線を照射すると、青緑色に光ることを確認した。
地面や植物の表面など、数ミリ・メートルの小さな範囲でも検出でき、家の中や庭などでも活用できそうだという。
この検出薬はカリウムなども光らせるが、色の違いでセシウムと区別できるとしている。
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