細胞内処理物質の起源解明=創薬に期待―大阪大
時事通信 3月4日(月)3時3分配信
細胞内の老廃物などを処理する物質「オートファゴソーム」は、細胞内の二つの物質が接触した場所で作られることを大阪大の研究チームが突き止め、4日、英科学誌ネイチャー電子版に発表した。
アルツハイマー病やがんなどを防ぐため、オートファゴソームは細胞内にたまった古いたんぱく質や侵入した病原体を包み込む。必要に応じて細胞内で幾つも作られるが、ミトコンドリアと小胞体、双方の起源説があり、議論が分かれていた。
実験は、ヒトとサルの培養細胞を使用。レーザー顕微鏡でオートファゴソーム、ミトコンドリア、小胞体を動画撮影した。その結果、どちらの細胞でも、ミトコンドリアと小胞体が接触した場所でオートファゴソームが作られていたという。
同大大学院生命機能研究科・医学系研究科の吉森保教授は「ミトコンドリアと小胞体の両方の成分からオートファゴソームが作られるのではないかと考えられる。オートファゴソームの生成を促進できれば、治療薬につながる」と話している。
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