震源域で陸側プレート伸長=震災巨大地震、宮城沖で確認―海洋機構など
時事通信 2月8日(金)4時16分配信
東日本大震災の巨大地震が起きた宮城県沖の日本海溝付近で、海側プレートの上にある陸側プレートの浅い部分が地震によって引き伸ばされたことが岩石の分析でも裏付けられた。海洋研究開発機構や京都大などの国際研究チームが昨年4月、探査船「ちきゅう」で行った掘削調査の成果。
水深約6900メートルの海底から850メートル掘った穴に掛かる力を分析した。8日付の米科学誌サイエンスで論文が発表された。
掘削した穴には温度計が設置してあり、2月下旬に回収して分析すれば、プレート境界の震源断層が特定され、地震でどれくらい滑ったか分かるという。研究成果は同じ海溝型巨大地震の東海、東南海、南海地震のシミュレーションにも役立つと期待される。
日本海溝では海側プレートが年間約10センチずつ陸側プレートの下に沈み込んでおり、陸側プレート先端は引きずられて圧縮される。これまでの調査によると、巨大地震ではこの陸側プレート先端が一気に滑って引き伸ばされ、東南東へ最大50メートル、上へ同10メートル移動して大津波を引き起こした。
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