６月２０日

著作権法改正案が成立しました。改正法では、違法アップロードされたものを
違法と知りながらダウンロードする行為に対し、懲役２年以下または２００万円
以下の罰金が科されることになりました。
改正の趣旨は理解できます。違法ダウンロードにより著作権者の利益が減少
することは防ぐ必要があります。すべての違法ダウンロードがなくなるとは限り
ませんが、厳罰化により一定の歯止めはかかるでしょう。
しかし著作権者の利益保護に重点を置きすぎて違法ダウンロードを減らすことが
できても価格の低下など消費者の利益が損なわれることになれば権利の保護と
利益の還元を天秤にかけ、新しいルールを作る必要があります。
今回は権利者の告訴がないと罪に問えない親告罪としたので急激に処罰者の
増加につながらないでしょう。今後著作権に管理や使用について真剣に取り
組んでほしいです。