Feliz Natal

ブラジルでは
クリスマスと母の日と子供の日には
なんと囚人達が恩赦で家に帰ってよいのです
毎回７％くらいの人たちが戻ってこないそうですが
それでもこのシステムは続けられています

「ゆく年くる年」くらいの厳かな静けさが
街に満ちています

遠い国の皆様に
心より　Feliz Natal！

あっという間に

もうイブですね

こちらはみんな海のアパートや山の別荘に
移動してしまったようで
急に街がひっそりしてしまいました

犬も不思議がっています

havaianas

世界的にブラジルブームにした功労者
（ホントはパーティーで使用してくれた
ヒルトン姉妹のおかげでしょうが）
”havaianas"のビーサン型ろうそくを
即席雪の上に配置して
夏のクリスマスを演出してみました

.......何かが違う気がする

いよいよ本番間近

プレゼントの買い忘れはないか？
シャンパンは足りてるか？
ターキーはやっぱり大きい方にしておこう！
おおっと、犬猫用のケーキも買わなきゃ！

というカンジに街は騒然と込み合っております

市場ツアー

今日は仲良しのオランダ人女性に
早朝の市場を仕入れしながらご案内するという催し

夏休み中だからもっと遅くても良かったのに
「プロの仕入れの様子が見たい」とのことで
通常通り朝方３時に参りました
そこで目にしたのがコレ

クリスマスカラーでハートの形

クリスマスのためだけにずっと照準を合わせて
手塩にかけて育てて来たんだそうです
普通のアンセリウムとは色の濃さや
茎のしなやかさががちょっと違いました

繊細な花作りは日系人の生産者の方が段然うまいけど
こういう企画を創造することにかけて
ブラジル人の意欲は非常に高い
意欲を形にする技術も伴って来たのねえ、と感心している私に

そういう普通に路端に生えてるようなのじゃなくて
もっとスぺシャルなのが欲しい！と言った友人は
苔を３種と綿、蔓もの、キャンドルを一年分くらいと
唐辛子の鉢植えセットを豪快にお買い求めあそばされました

プロの仕事

弧野扶実子さんの本をやっと読む

同年代の女性で、独りながら果敢にも
外国人（多分男性ばっかり）に囲まれつつ
ひるむどころか、向こう側を自分の標準に
合わさせてしまった人として
ずっと気になってたのです

花と料理でジャンルは異なっても
日本人で、女性で、外国で男達を従わせるのが
かなり厳しいのは通じるところがあります

彼女がそんな環境で相手を納得させたのは
仕事に厳しいけど、自分にはもっと厳しくて
食材たちには優しい、というような姿勢でしょうか

彼女のプロ根性は、かつての日本人だったら
誰でも持ってたような基本への忠実さなのでは、と思う

細やかで鋭い目配り気配りで感知したことを
瞬時に美しく丁寧に具現化できる技術

まさに鷹の眼とビロードの手

日本人が普通にやるべきことをやると
世界ではトップになる、ハズ

anjo

ポルトガル語で天使のことを
anjoといいます
フラワーアレンジメントのことは
arranjo floral

アレンジメントの中に天使がいるんです
なんかいいでしょ？

純白

ウェディングみたい

例のインスタント雪でリースを作りました
（というか丸く置いただけ）

何かを作るためにわざわざその都度何かを用意する
というより、あるものでなんとかするのがプロですが
そのひらめきのためにはいろんな道具を知っていることが決め手
あまり必要なさそうなものでも興味が湧いたら
その自分の直感を信じるべき
つまり日常の好奇心がいかに大事か、ということです

お、と思ったら買っておいて
忘れたころに「あ、あれと組み合わせよう」と
ひらめいたりして
所詮、自分の好みというフィルターを通しているので
どんな突拍子も無いもの同士も案外まとまるのです

洋服と同じで組み合わせの妙を楽しめるのもいいのですが
現実的に多大な収納スペースが必要なところも似ている

そのおかげで、「クリスマス」という主題だけでも
たくさんのパターンが次々と脈略もなく
このように生産されていくのでありました

リースに飽きたら

ケーキのようなのもいいかもしれない
おいしそうに見えることがポイントです

さくらんぼのような唐辛子は大活躍

ブラジル人は、辛いものは苦手なはずなんだけど
こんなに唐辛子の種類があるなんて
なにゆえ？

和風のクリスマスアレンジ

をよく頼まれます

こちらにいると当然日本的なものを要求されるのが常ですが
でも、クリスマスって日本のものじゃないのに......


雪は水をかけて３分待つとできあがるインスタントです