go on a picnic

モダンなライフスタイルにあう
気の利いたフラワーアレンジメントを
ブラジル生活の小話を交えて紹介します

長い間ありがとね、ごちそうさまでした!

2007年09月30日 | お店

ブラジルにいて、一番つらいことは
日本から遠いことです

「大至急帰ってきて」
と言われてもその日に発つ便が無いと
翌日出発でも、一日を飛行機で過ごし
呼ばれた三日後にやっと日本に到着

生まれ育った場所を離れてつらいのは
国内にいても同じこと、と割り切ってるつもりでも
やっぱり物理的に遠いものは遠いのです

日本に居たころ、仕事仲間とも、家族とも、
いつも大切な人たちとよく行っていた店がありました
そこの“おばちゃん”は台湾から来た方で
私が通い始めただけでも15年以上経っているのに
ちょっとあやしい日本語と
1mmの狂いもない独特なアイラインは
いつ行っても変わらなかった
一時帰国したときにはそのあまりの変わらなさゆえ
私にとって貴重な大きな物差しとなっていたのだけど
本日をもってお店を閉めるのだそうです

あんなにおいしかったのに
22年もやってたのに

今夏、5年ぶりの一時帰国はたった2週間の滞在だったにもかかわらず
怒濤のスケジュールの中、2回もそこに行く機会があった偶然には
本当に感謝します

おススメは、腸詰めとおこげと水餃子ですが
なんといっても、ピータンははずせません
いつ行っても変わらずおいしい料理なんて
ブラジルではありえないこと

異国でどんな苦労が絶えなかったかは想像できます
おばちゃんは一度会った人は「絶対に」忘れなかった
イマドキの日本人以上に義理を重んじる方です
一言も日本語をしゃべれない調理人兼ご主人とケンカしつつも
お店はいつも明るいムードにつつまれてました

変わるわけがないと信じきっていた一つの基準が消える
もっと日本が遠くなってしまうみたい

今の中国の勢いを表しているかのように
久しぶりの中華街はキンキラキンに装飾されていましたが
その中でひっそりと閉める店が一軒あるのです
これを見た方は、いまからでもちょっと遠出して
異国の雰囲気を楽しみに
横浜中華街まで、足を運んでみませんか?

どうか、私の代わりに食べてきてください!

吉香
横浜市中区山下町146番地
中華街 関帝廟の隣通り(中山路)
045ー662-0658
(*ブラジルの山ちゃんがお薦めしてた、といったら
ザーサイくらいはおまけしてくれるかも)
















たまには

2007年09月29日 | 

こんな力の抜けたのもいいですよね?

花だけが「決まって」いるのではなく
いかに周りにとけ込んでいるか、も
お家で飾る際には
大きなポイントになるでしょう

花器だって空きビンだしー

お中元

2007年09月27日 | ブラジル

「友人への贈り物は特に気を配る。
贈り物は一種の自己宣伝である。
将来性のある友人への贈り物は先行投資である。
友人はその贈り物を周囲に見せる。
贈り物には、送り主の人柄とメッセージが
込められているのだ。」

ほおーっ
これは現在服役中のさる大富豪の
ブラジル人女性の訓戒の一つでありまして
彼女は「弁護士に全財産取られるくらいなら入獄して
看守や他の罪人達に金を配って女王になったほうがまし」として
見事実行しているのです
日中は出勤して社長業を営み
夜は監獄に帰宅するという毎日を送っているのだそう

何故そんなことがまかり通るのかは
この国のことなので誰も驚いてはいませんが
貧富の差の激しい国ですから
みんなの関心は彼女のサクセスストーリーで
「いかにお金を貯めていったか」ということに尽きるようです
その中の一つがこの贈り物に関しての一言

ここではお中元やお歳暮のたぐいがなくてホッとしてたけど
実はもっと面倒だったりして

そちらには時期外れですけど
こっちはこれからです
こんなのはどうかな?
食べられないので注意してね

かみさま

2007年09月25日 | ブラジル

“知ってた?神様ってブラジル人なんだよ”
“どうして?”
“だってお休みの日はいつもいい天気でしょ?”

と、よくブラジル人が言うのは
ちょっとずうずうしい気がするけれど
(実際いつも休みは晴れるのです)

このハンサムなインドネシアの神様に
一目惚れしました

このほうがずうずうしいかな?
でも、怒らないよね?






ごちゃまぜ

2007年09月22日 | ブラジル

ブラジルはまさに人種のるつぼなので
たとえば

ノルウェー系ハンガリア人のおばあさんと
ロシア系ブルガリア人のおじいさんをもつお父さんと

キプロス系イタリア人のおばあさんと
レバノン系フランス人のおじいさんをもつお母さんが

ブラジルで出会い結婚したら
その子供は5つまでは国籍取得可能です

BRIICS

2007年09月21日 | ブラジル

先日「世界雑貨展示会」に行ってまいりました
しかし「世界」といっても
中国、インド、インドネシア、南アフリカが
ずらーっと広い会場を制覇
もちろん国産ブラジルもならんでます

はあー、いやはや
BRIICSの威力をまざまざと見せつけられました
勢いがあるってこういうことね

昔、日本がバブリーだったときも
他国はこんな風に感じてたのでしょうか

ブラジルに来て、早11年
日々生活していながらも

こんなものも買えるようになったんだ、とか
これ国産だけど使えるじゃん、とか
(この辺もしかして自分がブラジル人化してるかもしれないという懸念もあり)

たしかに発展途上国だった当初の絶望は消えつつあります

でも、インド、南アフリカの勢いったら
こおーんなもんじゃないようです
さらに
日本より遠い中国から輸入してなぜこんなに安い?
というMade in Chinaは「舶来品」として
ありがたがられてます

あれ?
ところでロシアは見なかったけど
どうしちゃったのかしら?















おかあさん

2007年09月20日 | 

“ただいまーっ
きょうのおやつなあに?”

“マドレーヌよ”

“やったあ、ママだいすき!”


というおかあさんになるはずだったのに
どうしてこうなっちゃったんだか


理路整然と

2007年09月18日 | 

こんなふうに
生きていたいものですが

郷に入っては郷に従え、とは
ホントのことで

ブラジルで日本人の几帳面な生き方をすることほど
報われないものはありません

でも、ブラジルにも日本人はいるもので
その中でどう振る舞えばいいのかは最大の難関

相手は日本人だけど、ここはブラジルだし

ええいっ、と裏をかいてみたら表だったことはしょっちゅう
えーと、この前は裏でダメだったから今度は表だ!
と思ったら相手も逆パターンで
なんかまるで白ヤギさんと黒ヤギさんなのでした



そうそう

2007年09月17日 | ブラジル

この花は実は染めてあります
でも吸い上げじゃないし
とても自然

楚々とした自然っぽさを好む日本と違って
造花を使うことになんのためらいもない国です
でも明らかな造花はいけません
造花のレベルはかなり高いのです

ブラジルというのは
美容整形大国ですから
お直し技術は、世界一
カーニバル前には豊胸用シリコンが
足りなくなって大騒ぎ

さて、本物を追求するのと
造りものを究極にレベルアップさせるのと
どちらがエネルギーをより使うでしょう?