go on a picnic

モダンなライフスタイルにあう
気の利いたフラワーアレンジメントを
ブラジル生活の小話を交えて紹介します

現代投げ入れ講座

2007年10月30日 | 

服も自分らしいものを選ぶように
言葉も自分らしい表現をするように
お花も自分らしい活け方があるんですよね

でもこれなんか、活け方もなにも
ただ下っ葉とって入れただけ

花器との取り合わせ、色合い、周りとの調和
が現代では一番大きい要素ですね

そういうのは技術というより
何を気持ちいいと思うか、という閾値みたいなもんだから
正解なんか(あるとしたら)自分で決めていいんですよ







ハゴロモ

2007年10月30日 | 

パーティで使った新作モビール

うーむ、いくらブラジルでも
胡蝶蘭色とりどりはやっぱり高いのだった



や~っと

2007年10月29日 | 

終わったー

5ヶ月間、準備を重ねてきた
今までの中でもかなり大きなパーティーが
無事にこなせてホッとしているところです

作業自体は通常と変わらないけど
5ヶ月間も頭の中にとどめておいて
モチベーションを保っておくのは
ちと、キツかった

残念ながら、仕上がったとたんの大雨で
大停電となってしまって写真があまり撮れなかったけれど
もう頭の中には長いこと入っていたイメージだからなのか
無事終わった安堵感が大きいのか
全然気にならない

クライアントの方に喜んでもらえるのも
もちろん必要だけれど
そこで働くプロのギャルソン達やお掃除のおじさんなんかに
「カッコいいね、やるじゃん」と言われると
ものすごく、ウレシイ






梅雨?

2007年10月25日 | ブラジル

私がブラジルに初めて来た11年前は
サンパウロには長い雨傘が売ってませんでした
だって、雨、という天気がなかったんですもの

正確に言うと、激しいスコールならありました

でもね、6年前くらいから
朝からずっと雨、という日が多くなりました
これもチキュウオンダンカという現象のせいなのでしょうか?

発想がセコくて嫌いだった日本発折り畳み傘が
日本以外ではここの他にこんなにないだろう、というくらい
氾濫していたのももはや遠い日に
いまは立派に長い傘専門店まであるくらいです

残念ながら、泳ぐのが大好きなうちの犬は
雨でもかまわずお散歩に行きたがるのですが
大型犬のため、私も傘片手にというわけにはいかず
念願の長い傘が売られているというのにもかかわらず
びしょぬれになりながらの決死のお出かけとなるのです

この分じゃ、てるてるぼうずも流行るかも





遊びをせんとや

2007年10月22日 | 
 
 遊びをせんとや生まれけむ 戯れせんとや生まれけむ
 遊ぶ子供の声きけば 我が身さえこそ動がるれ

日本を出るときに最後に寄った鎌倉で
売れ残りのセールで買った器

いつの時代のものかわからないけれど
この愛くるしいとぼけた顔を見ると
すぐ思い出すのが上の梁塵秘抄の歌

過去にばかり学ぶのがいいとも思わないけど
人類の歴史の中で
自分だけがこの悩みを持っている
とは思わない方がいい
どれだけ苦しんでいても
まだまし、と思うくらいでいい

近代化達成以後の悩みや温暖化を抱えた悩みなんて
過去の歴史からは学べないけど
人間が、ご飯食べて活動して寝ることは
基本的に変わってないんだから

子供達を愛そう、人生を愛そう

それが人類が昔からやってきたことなんだから






霜降り百日草

2007年10月21日 | 

昔、撮影現場で一緒になったヘアメイクさんに
「この貧乏っぽいところがかわいいじゃないの」
といわしめた百日草

たしかに
ぼてぼてして毛深くて原色使いで
葉っぱも花に対して大きすぎて
なんか、アカ抜けない
そこをなんとか
見違えるようにしてあげましょう
と歩み寄っても
空洞の茎は折れやすく
中にワイヤーを通して補強しなくてはなりません
そうしたところで、オアシスにも挿しにくい
手のかかる子です
自然と手は遠のいておりました

ところが先日市場で出会ったこの子は
霜降り(と呼ばずして何と言う)でしかも巨大
考えるより先に手は出ておりました

もこもこ、まんまる大好きなC人さんだったら
もうぼんぼりでも作ってしまいそうな
ぼてぼてしさ

にくめないキャラ、っていいなあ






ハロウィーン

2007年10月20日 | 

これって小さいときに
ぎゅっと紐でかたくしばられちゃってたのかな?

今年の流行かぼちゃらしいですが
ひさしぶりの快晴の日差しを
気持ち良さそうに浴びてました

夏時間になりました

2007年10月18日 | ブラジル

国内TV放送を見ない外国人はこういうとき困る
だって知らないものは聞けないのだからわかりようがない
だいたいこんなの人間の都合によって今年はいつ、とか決めるのだから
不自然きわまりないと思うのだけど
(ある州では夏時間制をとらないところもあります)
それは一時間遅刻したいいわけにはならない

なぜか夏時間になると決まって天候が崩れるのがお約束

サンパウロの夏の名物は雷と車の大渋滞です
ここはだだっぴろいので
雷が天界で始まったところから地上の落下地点まで
全部一気に見渡せたりして
雨も忘れて感動することがあります
雨雲の移動なんて「お、来るぞ来るぞ」と
ワクワクするくらいはっきり見える

でもそれはお家の中にいた場合
実際は車移動時のことが多く、そうなった場合
もうあきらめるしかないのです

なにしろ、
雨がちょっとでも降ると、街中の下水が路上へあふれ出してくる
          ↓
そうすると8車線から自ずと4車線へと減る
          ↓
さらに、かなり“ヴィンテージ”ものの車(多い)は必ず浸水して
路上で動かなくなってしまう
          ↓
そうすると4車線から自ずと2車線へと減る
          ↓
落雷や激雨による倒木で道や電線が遮断される
          ↓
そうすると2車線から自ずと1車線へと減る
          ↓
そこへ、基本的に雨を避けるため車を利用する人が増える
          ↓
などなど複合的な要素が相まって
街は水だらけ、車だらけの大パニック無法状態になる

こんな自然現象は
どんな金持ちにも貧乏人にも犬にも猫にも
等しくやってきているけれど
込み合って蒸し暑いバスの中で遭遇するか
命綱であるナイスな音楽、シャンペン、おつまみがあって
携帯電話が使える自家用車運転手付き、かでは
かなり大きな差があるのは確かだ











想像力

2007年10月14日 | 

のないことは罪である、と
フランスのナントカさんがいってました
私もそう思います

日本人ほど想像力が豊かな人種もいないでしょう
歴史のはじめから57577の31音だけで
想いを伝えてきた国民で
なにより茶室に活けてある蕾を見て
開花してる様を思い浮かべてきたのですから

西洋人は反応が遅いことを嫌いますから
答えの正否より、即答に重きを置く人たちに
会話で想像力を駆使させるのはタブー
ましてや、違う背景を持っている人たちとでは
どんなに語学が達者でも「あ、うん」は困難です

ひとつ良い例がありまして
示唆に富んだ、は英語でthought provoking
ところが、provokeはなんといっても
「馬鹿にする」意味で使うことが多いですから
この語が象徴しているように

「あ、うん」がいいのはわかるけど
下手するととんでもないことになる可能性も含んでいて
そういう紙一重的危険はめんどくさいので最初から回避すべき

と思っているのが彼らなのでしょう
発する言葉がはっきり一つの目的を提示していることは
わかりやすく便利で、安心でもあります
でも、その一つのことしか意味しないのなら
言葉は時に不便でもあります

実際、いちいち細かくすべてを言わなくてはいけないのは
特に日本人にはめんどくさいものです
だからこそ、想像力はやっぱり必要だと思われるのですが

焚き火の匂いがして
一方では「あ、秋の匂い」と思い
一方では「ん、火事の匂い」と思うのですから

無理と言えばムリかも












所変われば

2007年10月13日 | ブラジル

日本では一輪が1200円くらいするユーチャリスリリー
胡蝶蘭に次ぎ、純白度が高いのでブライダルにもってこいです
でも、別名アマゾンリリー、というくらいですから
こちらブラジルでは普通に溝にも咲いています
非常にお求めやすいお値段ですが
ブーケに使う人は........あんまりいないかも

その逆に、非常に入手困難な花がチューリップです
こちらだって涼しいところはあるのですが
新潟・群馬のように水がきれいではないのでしょうか?
やっと売っていても、小学生が絵に描いたような
まさに「ドチューリップ」アカ、シロ、キイロなのです

一番ポピュラーな花は薔薇以外ならガーベラでしょう
ヒットしたトイレットペーパーがガーベラの匂い付きですもの

でもね、20年以上この仕事してますが、ガーベラの匂いって........???