菊一輪
2008年12月29日 | 花
一輪ごとの
暖かさ
な、はずなのに
一歩下がって
二歩下がって
下がりっぱなし
一瞬、おとずれた
陽だまりにて
ブラジルでも
先生はやっぱり走る12月
もともと高原地帯の
サンパウロの朝は
高層ビル群を覆いかくす霞
に囲まれ、しっとり
雪でも降りそうな気配
南半球なのに
庭では満開の朝顔のとなりに
ただ置いていただけの蘭鉢が
急に花咲いていて、オドロキ
葉っぱは食べられちゃってたりして
育てたうちに入らないかもしれないけど
花が終わったら捨てちゃう国で
捨てられずに置いてある鉢が場所を占領してきた頃
やっと初めての“再生”
すごいねえ、何もしなくても
蘭が咲いちゃうんだねえ、ブラジルって
北半球並みに寒いといいながら
夏の風物詩の朝顔が咲いていて
ほっとかれても咲いてしまう蘭もあり
これがサンパウロの12月なのです
娘が寝ないで待っていたサンタさん
寝てくれないと行けないよおー
と、ふと見ると
プレゼントにレシートが同封されていて....
サンタさんもスーパーで買い物するんだあー
といわれるところだった
あぶない、あぶない
