go on a picnic

モダンなライフスタイルにあう
気の利いたフラワーアレンジメントを
ブラジル生活の小話を交えて紹介します

BFG ( Big Friendly Giant )

2012年01月27日 | 
Paratyの家のコンセプトは
”BFGに来てもらえそうなナイスなところ”

BFGというのは
イギリス版トトロのようなもので
純粋な子供にしか見えなくて
気持ちいい場所にだけ現れてくれる
素敵な友達のこと

ちょっとお茶目な英語を話す
「I is BFG.」
とかね

Nickと Lauraが大ファンで
出遅れた私はこれから読むんです

BFGが好きかも、と思った
虫喰いの葉っぱ

これを食べた子達は
どこへ行っちゃったのかな













これは何だったのかな?

2012年01月19日 | 
一度終わった後にこそ見えてくる面を
独自の見立てで、切り取って
新しい命を芽吹かせてあげる

これが活け花(活かす花)の基本
実際、切り花は一度死んでいるのですから

それは花に限らず
器にだってそういう見立てをしても
イインジャナイかしら

これも何回も捨てられ直されては
取り戻した“器”

花器のほうが主役なので
花は押さえ気味に、グリーンのみで





クジラ<Ikebana

2012年01月13日 | 
ブラジルでクジラ鑑賞ツアーができるってご存知でした?
私は来てから14年くらい知りませんでしたが
たぶん、ほとんどのブラジル人も知りません(!)

冬、南極があまりに寒くなると
アルゼンチンから渡って来て
Santa Catarina州のPraia rosaあたりで
生後3ヶ月位のベイビー達(といってもふつうにでかい)に
潮吹きだとか、ターンだとかを教えに、母子の対で来るのです
お母さんの方はバス2台分の大きさ

地元の人達ですら
「ああ、クジラね、今日は朝いっぱいいたね」
程度の関心しか寄せず
観光の目玉に!とかいうぎらついたムードは
まあったくありません

海岸沿いのバールでビール飲んでたら、急に目の前でエビ反りで跳ねたのよ
とは、Pousada(民宿)の女将さんのせりふ

防寒服に身を包み、大きなフェリーでたかーいお金払って双眼鏡片手に観るものだ、と思ってたのですが
ここではサーファー達が、一心不乱に練習しているうちに
気がついたら10mの近距離まで近づいていた、なんてことは当たり前
一般人は丘にいる放牧の牛たちの隣、もしくはバールにて、30mの距離から肉眼で観察
小さなボートに乗って沖に行くと、子クジラに体当たりでからかわれたり(時々ひっくり返る)して
ぜんっぜん違うイメージのクジラ鑑賞ができます

海外に住んでいる日本人は、少なくとも3回は
「クジラ食べたことある?」と聞かれると思うのですが
ここではクジラ問題も、クジラすらも、関心を持たれておらず
だからこそクジラ達も毎年無防備にバカンスに来るのでしょう

もともとこのPraia rosaは、ヒッピー達の最後の楽園的なところなので
夏はもちろん大人気スポットですが
冬場(でも泳げる)はサーファーのみが鍛錬するオフシーズンです
偶然滞在したPousadaにて、また勝手にお花(写真)を活けてたら
冬場のしのぎ方として「Ikebana ツアー」で客寄せしてくれないか、とのこと
それは愉しそうですが、でもね、クジラがいるんですよ!
クジラですよ!
ぜったい、そっちのほうがすごいから!






コーヒー園にて 2 

2012年01月11日 | 
Rio de Janeiroから来る熱帯の空気と
Sao Pauloからの高地の涼風を受けて
ちょうど間に挟まれているBocainaは
コーヒー栽培に適していて、ある時期とても
栄えていました

ところがコーヒー豆の大暴落を受けて
出荷するほうが損をするという年が続き
とうとう山ごと、地域ごと
コーヒー園を丸焼きしてしまったのです

約100年前のことなのに
今でも山には木は生えておらず
刈り込まれたような芝がずっと
地肌を象って続いています

360度見渡す限り、人家は見えず
山の稜線だけが何重にも
うねうねと連ねている光景を見るのは
私はここが初めてでした

そんな大自然に囲まれ
人々は静かに、時が止まったように
暮らしています

人がいないから、文明がないから
だから、好き

こういう面を「ブラジルらしい」と呼ぶというのは
ヨーロッパの人たちに教えてもらいました

所縁あるコーヒーポットに
コーヒーではなく
遺されていった花を活ける

“これを解く鍵は、花の向きにあるのよ”

2012年01月10日 | 
ふっふふー
これは床に置いた靴だと思うでしょ?
でもね、でもね
ちっがうんだなあ

敷地内の花なら
勝手に切って、どこでも好きに活けていいよ
って、言ってくれたもんだから、ね

Bocainaにある古いコーヒー農園を
素敵なホテルに改装した
Fazenda da Barraにて

薪ではないので...

2012年01月09日 | 
2回、いや3回捨てられ直されていたけれど
やっと取り戻した燃えカスの竹筒

コレカッコイイトオモワナイ?

ブラジル人からしたら
どうしてこの人は
こんなゴミに執着して雑草飾って嬉々としてるんだろか
って不思議なんでしょうけども

作ろうとしたってできるモノじゃないんだから
お金出したって買えるモノじゃないんだから

道は遠いのだ