go on a picnic

モダンなライフスタイルにあう
気の利いたフラワーアレンジメントを
ブラジル生活の小話を交えて紹介します

凝縮

2008年03月30日 | 

音楽とアートだけは成績がいい娘が
もうカチコチになってしまった
金柑の青い実を「かわいいー」といって
お気に入りのプレートに乗せ
自分の作品の隣に並べてました

たしかに、瑞々しかった時よりも
乾いた時のほうが
魅力が凝縮されているような気がしました

椎茸なんかも干してあるほうが味があるし
乾きものには「枯れたから終わりね」とは違う
未知の深い世界が拡がっているかも

人間もそうかな


2008年03月29日 | 

忙しくしているうちに
日本ではあっという間に
桜が満開だとか

こちらでは
昨日あたりからやっと花市場に
春物ばかりが並ぶようになりました

でも実際は秋で、冬に向かっていくところ
ドライの実ものの侘びた風情が
絵になる季節なのです


フィギュアスケート

2008年03月22日 | 

娘が今はまっているのが
アイススケート

今はアジア系、特に日本人が
トップにひしめいているからか
不思議なことに
こちらのリンクで見ていても
オリエンタルな人の方が
絵になっている気がします

もともとお姫様モノに弱い彼女は
きっとフリフワな衣装に
やられているんだと思う

もう、まさに
こんなカンジの

ん?でもこれは私の好み、か



Pascoa

2008年03月21日 | ブラジル

イースターのことを
こちらでは
パスコアといいます

卵とチョコとうさぎと鱈が
必需品

卵は命そのものを
チョコは人生を象徴していて(甘ーいってこと?)
でも
なんでうさぎが運んでくるんだったかな?
はたまたどうして鱈を食べるのか?
ブラジル人に聞いても
「足が速いほうが愛も早く進むじゃない?」
「いや、それは手だ」
という???な答えばっかり

こちらもおせちの各料理の由来も
わかってないくらいだから
責められませんけど

卵にペイントしたりするのは
アメリカなどでもよく見るけれど
この時期のブラジルでは
卵型のチョコレートが
スーパーの天井から所狭しと
ぶら下げられています



一期一会

2008年03月19日 | 

この子はほんとうは
白いダリアらしいんだけど
どういうわけか
栄養をとりすぎてしまったらしく
花びらがなく
すべて顎で花を構成していて
思いがけず「新種」になったそうな

もともと、どの花とも一期一会だけど
「作り方がわかっても、こういうことはもうしちゃいけないから」
という誇り高き生産者が
「せめてポジティブに取ってくれる人が楽しく飾ってくれたら」
と気持ちよく譲ってくれたものは、今後もないでしょう







もの思ふ秋

2008年03月15日 | ブラジル

一年中夏、のイメージがあるブラジルですが
実は一日の中に四季があるくらい
まったく変動しやすいのです

今日は、がくーっと気温が下がって
一日中寒かった

ということは
日本は暖かくなってきたんだな、きっと


愛しても

2008年03月14日 | 

愛しても
ああ他人の妻~♪

市場のおじさんが何を言ってるかと思えば
「さざんかの宿」なんだそうで
ああ、そんな歌だったなんて知りませんでした

実際、このような日系人の方達のおかげで
サンパウロの花卉業界はなりたっているのですから
その方達の好みが花材の命運を大きく分けてたりして

どちらかというと私には
すぐ和菓子を思い出させる花だけどなあ






花の違いはよくわかるのに

2008年03月11日 | へりくつ

「ザ」がつきそうなくらいのジンジャーの一輪ざし

市場で感心しつつホレボレ見ていたところ
誰かに声をかけられた

「ひさしぶり、元気?」
「.......(元気だけど、あなたはどちら様でしたっけ?)はい」
「ちょうどよかった、今度○○でパーティーがあるんだけど、行く?」
「.......(行きたいけど、あなたはどちら様でしたっけ?)はい」
「じゃあ、そのときにまたたくさん話しましょ」
「.......(それはいい考えですが、あなたはどちら様でしたっけ?)はい」

私の「顔覚えるのが苦手」病は有名なのですが
こんなにきれいさっぱり頭から抜け落ちていたのは
何年ぶり?というか、もしかして初めてかも

ああ、年は取りたくないものだ


何が東西を分けるのか?

2008年03月09日 | 

日本では柴犬と三毛猫と暮らしていた私が
ここではラブラドールとシャム猫と生活しています

ラブラドールは2歳までは悪魔だけど
それを過ぎると天使になる、と聞いたのは
彼女が家にやって来た後で
無防備であった私達は、かわいい顔した悪魔に振り回され
先に居た猫とともになんとか耐え忍んで来た二年間

指折り数えてその日が来るのを待っておりましたが
いよいよその日が過ぎた頃
ふと、気づいたことが

もしかして、ラブラドールに柴犬を期待してたかも

柴犬と言えば、ご主人様に忠誠を誓っている
日本犬の鏡ですから
誰にでも愛嬌を振りまくおちゃらけラブラドールは
全然違うタイプなのでは、ない、か、しら???

2種の色目が似ているので、つい、という言い訳もありますが
思い返せば、激怒したイタズラは
年齢のせいではなく、犬種の違いの差
.....だったかも

犬や猫にも
東と西の差があるのだ、ということを
やっと認識できたところです

いやあ、遅くなってゴメンネ