「あれ、画像をもう少し広げて、上の部分に文字を配置できるような余白を付け加えたいなぁ。」
っていう場面が、けっこうあります。画像の幅、又は高さを変更して、余白を作りたい。その方法は・・・・・・?
はい、あります。「カンバスサイズ」変更です。
カンバスサイズは、画像の周りに余白を作ってドキュメントサイズを大きくしたり、不要な部分をカットするときに使います。ドキュメントサイズとは、プリント出力するときの用紙サイズ、つまりプリントアウトなどのときの用紙の幅と高さのことです。
元画像の解像度は設定された値を保ったまま、周囲に余白を作って作業領域を広げたり、逆に画像の不要な部分を切り取ったりできます。
カンバスサイズを大きくすると、周囲に余白を作ってドキュメントサイズが大きくなりますが、元画像の解像度は保ったままなので、画質には影響しません。
解像度変更は、画質に大きく影響するため、、小さくする場合はもちろん、解像度を大きくする場合であっても、慎重になる必要があります。「再サンプル」という、少々むつかしい理屈が分かっている必要があります。
解像度をただ高く変更しても、MB(メガバイト)などという単位のファイルサイズ(画像のデジタルサイズ)が大きくなって重くなる上に、画像が劣化して、ぼやけてしまいます。
けれども、カンバスサイズ変更は、元画像の解像度は保ったままです。周囲に余白を作ったり、不要部分をカットして切り抜いたりするだけなので、比較的、気楽に変更ができます。ただ単に、作業領域だけを大きくしたり、小さくするものです。
カンバスサイズの変更手順は、次のとおりです。
1 「イメージ」メニューをクリック
2 「サイズ変更」をクリック
3 「カンバスサイズ」をクリック
4 「カンバスサイズ」設定のダイアログボックス表示
5 上部に表示されている「現在の幅、高さ」を参考に、
「変更後の幅、高さ」を入力
これで、カンバスサイズを大きくしたり、小さくしたりできます。
現在より大きい値にすれば画像が広がり、小さい値にすれば画像は狭まります。
なお、「カンバスサイズ」を設定するダイアログボックスの中に、
「基準位置」という設定項目があります。
これは、9分割されているマス目のどの位置に画像を配置するかを決定する項目です。
中央のマス目をを選ぶと、「上下左右」に余白ができ、中央上のマス目を選ぶと、「下と左右」に余白ができるというわけです。
これによって、上下左右、望む側・方向に余白を作ることができます。
また、「カンバス拡張カラー」という設定項目もあります。これは、余白ができるときの、余白の色を設定するものです。
Photoshop Elementsを使っての画像の編集・加工、なかなか楽しいですよ。
作業に集中すると、時間がたつのも忘れてしまいます。
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それでは、また次の記事で
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