ミニPCとは、手のひらに載る極小ボディーが特徴のPCのことです。ディスプレイやキーボードがセパレートとなっているから、デスクトップパソコンの部類に入ります。
その小っちゃいPCが、なぜ人気なのか。
従来のミニPCは、性能面や拡張性で今一つの印象だったのが、最近は高性能CPUを搭載した製品が増え、拡張性も十分だからです。しかも、高性能なのに、低価格です。
中国の新興メーカーが次々と新製品を出している中、実績やサポート対応などで信頼できるのは、MINISFORUM(ミニスフォーラム)というメーカーです。
そのミニスフォーラムのミニPCの中でも、ひときわ目を引くのが、「NAB6」という製品です。
何がすごいのか。
実はこれ、CPUに第12世代の「Core i7-12650H」を搭載しているのです。末尾の「H」は、 ハイパフォーマンス版を示すグレード名です。ミニPCは、筐体が小さいことから、ノートPC並みの性能の部品しか搭載しないのが一般的です。
それなのに、このNAB6には、通常電力版のCore i7が採用されています。
画像はAmazonからの借用です。
メモリーは32GB、ストレージはPCIe4.0接続のM.2型SSDで、しかも容量512GBと、十分な・・・、
・・・・いえいえ、十分過ぎるスペックです。
USB端子は Type-C と Type-A を合わせて計7つもあって、申し分のない拡張性です。HDMI端子も2つあるから、これらによって、最大4台のディスプレイへ、4Kの映像出力が可能です。
さらには、WiFi6アンテナまで内蔵されているのは、便利です。
そんな高スペックのPCが、Amazonでの価格83,980円(現時点)というから、驚きです。目がくぎ付けになりました。
価格は、今後さらに下がる可能性があります。けどその一方で、次の世代のCPU搭載品価格がこなれてきたら、製造取り止めとなる可能性もあるでしょう。
参考までに、NAB6の仕様をまとめたのが、次の表です。
スペック面ばかりでなく、このPCはメンテナンス性も秀逸です。というのは、PCの上フタの2か所を指で押し込むだけでフタが開いて、内部にアクセスできるからです。ネジもないので、ドライバも不要、簡単にフタをあけることができます。手軽でいいですね。
さらに上記「NAB6」に加えて、同じくMINISFORUMの「EM680」というミニPCにも、目がいってしまいます。この「EM680」PCには、AMD Ryzen 7 6800U というCPUが載っています。
これがまた、すごいんですよ。
この製品の魅力が、「USB4」のポートを備えていることです。
USB4は、USBの最新規格で、転送速度が超高速です(最大転送速度は40Gbps。USB 3.2 Gen1の8倍の速度。)。例えば、4Kや8Kといった大容量動画データを外付けSSDにコピーするときなどに、絶大な威力を発揮します。大容量でも短時間での転送が可能です。
今、USB4対応製品が徐々に増えてきているから、そのうち接続規格として一般化するでしょう。そのUSB4のポートを2つも搭載しているのですから、このPCは魅力的です。
現時点の「EM680」のAmazonでの価格は、84,980円となっています。Ryzen7搭載PCなのに、お値段、本当にこれでいいの?って思います。
う~ん、ミニPC、いいっすねぇ。欲しいっすねぇ。
それでは、また次の記事で
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