パソコン悪戦苦闘記録

テレビの分波器と分配器

 妻から、「私のテレビでもBS放送を観たい。」とのご要望を賜り、分波器を調達し、取り付けて差し上げました。
 分波器を取り付けることで、BS放送が映るようになりました。

 BS視聴のための分波器購入は、
  こちらの記事をご覧ください。

 妻のテレビに分波器を取り付けたら、今度は別のテレビ(私のテレビ)が映らなくなる、というトラブルが発生しました。
 分波器取り付けのために、ブースターを取り外したことがトラブルの原因でした。ブースターも、分波器も、両方とも取り付けることで、トラブルを回避できました。

 そのトラブル解決の経緯については、
  こちらの記事をご覧ください。


 上記一連の経過の中で、あることが発覚しました。私のテレビに取り付けて使用していた機器は、分波器でなく、実は分配器だったのです。
 分配器なのに、これを分波器と思って、これまで使っていたのです。




 分波器と分配器は、名前が似ているし、役割も同じようなものに思えるので、非常に紛らわしいのですが、2つの機器は、次のとおり、異なるものです。

分波器
 混合信号を、地上波とBSの2つに分けるための機器です。混合信号を分波器に入れると、地上波とBSに分けて出力してくれます。これによって、1台のテレビに、地上波(地デジ)もBS(衛星放送)も映るようになります。

分配器
 信号を、2つの同じ混合信号に分配する機器です。出力される2つの信号は同じものです。つまり、地上波とBSの混合信号のままです。一つのアンテナ端子に2台のテレビつなぎたい、というときに使用します。テレビとは別に、チューナー内蔵PCやDVDレコーダーがあるときも、この分配器が役立ちます。

 分波器を通すことによって、信号が弱まることは、ほぼありません。これに対し、分配器を通すと信号が2つに分散されるので弱くなります。
 分波器から出力される信号は、地上波かBSかのどちらか一方だが、信号が弱まることはない。
 分配器から出力される信号は、地上波とBSが混合されたままで、信号は弱くなる。これを分配損失と言います。

 これまで私のテレビでは、壁面のアンテナ端子に分配器をつなぎ、分配器から出力される一方のケーブルをテレビの地上波入力端子に接続し、他方のケーブルをBS入力端子に接続して使ってきました。分配損失で信号は弱まるけれども、2本のどちらのケーブルにも地上波、BSが出力されるので、それで支障は生じなかったというわけです。
 地デジとBSに分けるためなんで、本来は、分波器を使用すべき場面でした。今回を機に、分波器に付け替えました。

  
 妻のテレビも、私のテレビも、2台ともに地上波、BSの両方が映るようになって、まずは一安心です。
 昨夜(2021年9月18日)も、BS民放でやっていた山田洋二監督の映画
家族はつらいよ」を楽しみました。けっこう、おもしろい映画でした。


テレビ用分配器


それでは、また次の記事で
goosyun
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