こちら噂の情報局

酒の肴になる話題を更新。棲家は3府県の隙間エリア(兵庫東北部、大阪北端、京都南部)。”味付け”は独断偏見※敬称は略。

生涯トラ”今牛若丸”吉田義男サラバ!黄金の守備トリオ全員天国へ

2025-02-05 | 日記、スポーツ
生涯トラ吉田義男が3日5時16分、兵庫・西宮市内の病院で逝った。
死因は脳梗塞、享年91。
球団が4日、発表した。
虎将としても3たび計8年。
85年には21年ぶりの優勝、日本一に駆け上がった。
現役時代に2度、監督として1度優勝に導いている。

私には「今牛若丸」吉田の記憶が鮮明。
華麗な守備。
試合前のノックで銭を取れると言わしめた。
とにかく捕った瞬間に送球している。
子供心にそのスピード感に目を見張った。
小さな体で三遊間、二遊間を完璧に封じた。
対戦チームがゴロで抜くのは至難の業。
長嶋・広岡の巨人三遊間に対する守備の要だった。
サード三宅秀史(故人=写真右)とセカンド鎌田実(故人=同左)を加えた黄金の内野陣。
伝統の巨神戦の1点、2点勝負の緊迫感を生んだ。
小山正明、村山実、バッキーらを守り抜く”防衛網”。
これで黄金トリオ全員が天国へ。

打席では身長と同じか?と思う長さのバットで構える。
ふた握りほど短く持ちカチンと叩く。
400勝投手のカネやん(金田正一)の天敵でもあった。
公称167㎝だが、もっと小さく感じた。
(164、165と各紙まちまち)
だが、体はゴムまりのようだった。
今でいえばMLBのアルテューベか。
昨年11月30日の阪神OB総会には元気に参加。
立食パーティで笑顔を見せていた。
そう聴けば急死、ともいえる。

◆吉田義男(よしだ・よしお)1933年7月26日ー2025年2月3日、脳梗塞、享年91.京都市生まれ。山城高ー立命大中退ー53年、20歳で阪神。高2の夏の甲子園出場。69年、現役引退。監督3度(75年-77年、85年-87年、97-98年)。85年、21年ぶりリーグ優勝と球団初の日本一。90~95年はフランス代表監督。背番号23は永久欠番。92年、野球殿堂入り。2007試合1864安打、打率・267、66本塁打、434打点、350盗塁(球団2位)。盗塁王2度。ベストナイン9度。監督通算1051試合484勝511敗56分け(勝率・486)。右投げ右打ち。現役時代167センチ、56キロ。家族は篤子夫人(89)と二女。






コメントを投稿