2nd Stageトラバース

50代で転職し、第二の人生スタート。
もがいて、笑って頑張るおやじをお届けします。

野宿ソロキャンプ(前編) 朝まで続く野生の世界

2021-05-30 12:46:28 | グレートトラバース
千葉某所から木更津まで48㎞。行きは歩いて帰りは総武線で帰ってくるが、今回は野宿する事にした。


野宿など一度も経験したことありません。


地図で候補地を探しました。
川の近くで大きめの公園か、電車のマイナー路線の無人駅を探すのが肝とのこと。



「あった!」
木更津市の某公園。



決めたはいいが、近くにコンビニは無いし、不馴れな土地だし、何かあったら、どうしよう。




前日から不安がつのる。
「警察に通報されないか」
「不審者に襲われないか」




朝、8時に家を出発し、午後6時に目的地に到着。疲れも溜まっています。


早めに到着して食料の確保と場所を選定しなければならず、焦ります。




この公園、思いどおりで場所選定の条件をかなり高いレベルでクリアしている。キャンプ場並みだ。






朝から風が強く、テントが上手く立てられるか不安だったが、地元での練習が奏功し、15分で完了。
テントはこの色で正解だった。
緑に溶け込んでキャンプしているとは気づかれ難い。


中はこんな感じです。



冷静を装い文章を書いているが、実際はかなり怖がっています。



風速8メートルの風は予報に反し、夕刻になっても止む気配が無い。



強風は草木を鳴らし、テントを揺さぶり、落ち着いて体を横たえるなぞ出来ない。不審者に襲われる不安が怖さに拍車をかける。




加え、
夜は人間が支配する世界ではない事がよく分かった。
あちこちから野生の声、音も聞こえる。


夜は野生の世界だ。不気味な鳴き声、足音、生き物の悲鳴、人間の感覚なんて及びもつかない“野生の音”





「これが朝まで続くのか!」

テント入口のチャックを閉めると怖わいので開けておき、、天井のライトも点けっぱなしにした。







衣食住の、住の自由を手にするなら、戦わないとダメだ。恐怖と戦い、生き抜く術を身に付けないと。



只今、午前2:30。明るくなるまであと1時間半。



耐えろ。何としても生き抜け。



大袈裟でなく、本気でそう思った。