2nd Stageトラバース

50代で転職し、第二の人生スタート。
もがいて、笑って頑張るおやじをお届けします。

野宿ソロキャンプ(後編) 夜明けの感動

2021-05-31 08:07:12 | グレートトラバース
万が一のために、灯りは点けておく事。ラジオか音楽は音量が小さくても流しておく事。


ソロキャンプの注意点をネットで調べ、すぐに実行した。


「草木も眠る丑三つ時」
ことわざのとおり、この時刻は周囲が静まりかえる。
「変な奴だって、この時間はテントを襲わないだろう。(こんなところでキャンプしている自分が一番変か)」


「あと二時間、あと二時間・・・」
思いながらうとうとしていたら、夜が明けていた。




外に出てみる。

「助かった!野宿成功!」

生きてる実感が体に溢れていた。
「あー、凄く嬉しい。何なんだこの感覚は」


近くで野生のネコが平然を装い、野宿程度で感動している人間をあざけ笑っていた。


闇のカーテンが上がるのは一瞬だ。

「神様、ありがとうございました」


早々にテントを撤収し、ソロキャンプの痕跡を消す。



木更津よ、いつもありがとう。感謝しかありません。


さぁ、歩けるところまで歩いて帰ろう。




大好きな館山方面に向かい、
「いつかは野宿だけで銚子まで」

新しい目標に思いは馳せるのだった。