坂の上のピアノ教室

おうちの方にレッスン室の様子、日頃思っている事をお知らせするためのblogです。

遠いゴール

2016-04-08 | ただいま勉強中
先週は、自分のレッスンに行きました。

前回は、たくさんほめられたので、気を良くしていたのですが、、

たくさんほめたら、また、その先を目指すってことで、、
たくさんのダメが😱


高校生の頃、習っていた先生は、いつも「ピアノの練習にゴールは、ないのよ」と言っていましたが、
反抗的だったワタシは「マルをもらったら、ゴールじゃん!」などと、てんでわかってないことを考えてました。

ピアノに限らず、何事にも「これでよいのだ!」と言うゴールなんてないんですね。

答えがきっちり出る数学でさえも、答えが出たら、その先の課題があるのに違いありません。


観光地の駅は 駅裏から、桜がたくさん見えました。

花散らしの強い雨が降っていたので。
見納めの桜を帰りの駅のホームから、パチリ。

皆さんはお花見できたかな?




自分の勉強

2016-02-23 | ただいま勉強中


私は ピアノを教えることが好きだけれど、
それと同じくらい 弾くことも好き。
ちっとも上手になりませんが、、、
練習すること、レッスンに行くこと、人前で弾くこと、
これは可能な限り続けていたいと思っています。
 

今日は、近くの音楽ホールに ピアニストの赤松林太郎さんの講座に
行ってきました。

楽器店主催の講座を含めると 今日で 3回のお話を聞きました。
今、ものすごく人気のある方で それが納得できる濃くて 深くて
ためになるお話満載でした。

今日はモーツァルトのソナタについて でしたが、

 歴史的な背景 語学的なこと ヨーロッパの風俗習慣 
たくさんの版の楽譜を比較研究をしての 裏付けのある豊富な知識

とても 勉強になりました。
これからの 講座も楽しみです。

深めて勉強するっていうことは、コンクールに出るとか
音楽大学に行くとか 難しい楽曲を弾くとか そういう人達子供達でなくても
ごく簡単な小さな曲をレッスンする時にだってできる事。

くどくしつこくならない程度に いつも心がけたいと思っています。
(頻繁に くどくなってるかもーーですが。。)

そして その事を 「おもしろい!」って思ってくれる生徒に
育ってほしいな、と思っています。













迷うを 楽しむ

2015-09-30 | ただいま勉強中





今日は、
自分の勉強
行ってきました。


ピアノを習っている子供たち 習っていた昔の少年少女にとって
国民的必修教本ともいえる ブルクミュラー 

有名だけど、あまり知られていない ブルクミュラーさん自身。

飯田有抄さんの 著書「ブルクミュラー 25の秘密」が出版された時、
即、購入し 一読して 大人の生徒さんにも貸してあげました。
新聞でも 話題になったので、その切り抜きも一緒に取ってありますよ。



もともと 音楽ライターの飯田有抄さんの視点や 書かれる文章が好きだったので
この講座 楽しみに出かけました。

アットホームな集まりだったので、目前で ゆっくりお話しを聞くことが
でき とっても有意義でした。



昔と比べると 今は恵まれているというか、恵まれすぎというか

ブルクミュラーにしても、 ソナチネアルバムにしても
何種類もの 楽譜が出版されています。

でも、それが 私が長年慣れ親しんだ楽譜とは 違うスラーが付いていたり
ある時は、まったくスラーが付いていなかったり・・・

とあるピアノの先生の集まりに行ったら

「スラーの付いてるのは、本来の楽譜と違うから使うのはよくないよ」

なあんて言われたり。

題名も 「同じ曲?」とは思えないような 違う邦題が付いていたり。


『どうすりゃいいんだ~!!』 と 思ってしまいます。


有抄さんは こんなに選択肢があることを楽しみましょう、と
おっしゃっていました。

そうですね!

生徒によって、楽譜を変えたり

余裕があるときは、レッスンで 生徒に持たせている楽譜と私が集めたいろんな楽譜を
見比べて 「どれがあなたには(この曲には) ふさわしいか?」
考えたり

たくさんの邦題を見比べて 楽しんでみようと 思いました。



時々、生徒にとって 弾き慣れた ブルクミュラーを 「復習」とか「テーマソング」と
言って 継続的に弾かせています。

そんなとき、電子ピアノで 2台ピアノ版の 先生パートを弾いてあげるのですが


これ ↓  絶版なんですね。大切に しよっと。





芸術の秋です。 講座に行って 勉強も するし 


コンサートもできるだけ行きたいな。


私の大好きな方々の コンサート情報です。↓




合唱団の亜子先生




ウララさん

久しぶりのイギリス館です。




そして、わたしの師匠

宜しくお願いします。





楽譜の中のたからもの

2015-09-12 | ただいま勉強中



もうだいぶ前の話になってしまいましたが
8月の末に

安田裕子先生の  「はじめてのギロック」の講座に行ってきました。

生前のギロックに  直接 たくさんの教えを受けた安田先生のお話は
子供だけでなく いろいろな人にピアノ教える時に大切にしなければ
いけないことを 伝えてくださいます。

今回も 優しい関西弁にのせて たくさんのお話しを聞いてきました。


講座の最後は ギロックの仲間のミニコンサート

私も 演奏させていただきました。


こうして

直接 作曲家の 思いを伝えられる方や  作曲家自身のお話しを聞いて

私自身の楽譜に ちょこちょこっと 書き込む・・・
その書き込みが私のたからものです。








ゆっくり弾こうよ~

2014-03-28 | ただいま勉強中





またまた 先日のこと

ピアノのレクチャー
行ってきました。


知り合いのピアニスト ウララ・ササキさんが通訳をなさるというので、
イタリアの音楽院の先生のお話や、公開レッスンを受ける優秀なおこさま達って、
どんなかしら?と興味がありましたので。

バルツァーニ教授の、いかにも イタリアのおじさまらしい弾丸トークで、
聞いているほうも息つく暇もなく・・・

内容も濃い~~ものでした。

私の生徒たちに、というよりは、私自身のために 聞いていたような
感じでしたが。



印象に残った事が いくつかあるのですが


その1つは、 「ゆっくり 弾く」ということです。

モデルになった優秀な子供に、うんとゆっくりのテンポでスケールを
弾かせていました。

私が、思うより もっともっとゆっくりでした。

ゆっくりの練習が大事、というのは、どこでも言われることです。

私も生徒には、よく 「ちゃっちゃか、ちゃっちゃか 鼻歌みたいに10回弾くよりは
ていねいにゆっくり3回弾く方が、 よほど実のある練習だよ」と言っています。

ところが、 子供の特性だから、仕方ないと言えば仕方ないのでしょうが

多くの子供たちは、ゆっくり弾くのが苦手です。

それでも、私がくどくどと 「強弱や曲想もちゃんとつけて、曲全体をスローモーションで
」練習することが出来る子の方が、結果的に 早く 上手になれるよ~、と言うので、
なんとか、 頑張って スローモーションで練習する事ができるようになる子もいます。


でも、どうやっても、何を言っても、ゆっくり弾けない子もいるのです。
そして、どうでも良い決まり切った箇所でつっかえます。

この子たちが、「ゆっくり弾く」事ができるようになった時、
その時は、この子たちにとって、とても進歩する時だと思うのですが・・・




辛抱強く わかってもらえるまで、 言い続けましょう。


長い冬でしたが、近所の市民の森にも、 菜の花がたくさん咲き始めました。


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言葉からイメージするもの

2013-06-27 | ただいま勉強中
水曜日に、後藤ミカさんの 「ハノン面白アレンジ」の講座に行ってきました。

ミカさんの「ブルグミュラーでお国めぐり1巻、2巻」と今回の「ハノン面白アレンジ」は、
発表会や、大人生徒さんとの弾きっこ会で使う事がありました。

ココのページ
にちょこっと書きましたが、とても楽しい、アレンジセンス抜群の曲集です。

ただ、あまりにも誰でもが弾くブルグミュラーや、ハノンの各曲が、連弾のために、
びみょう~~~っに、変えてある所が、ほんの少し・・・うちの生徒たちには、使いにくく。。。
ごめんなさいっ↓↓

リアルタイムに、原曲を弾いている最中の生徒には、使いこなせないので、
そのあたりのヒントも勉強できるかなと、思って、参加しました。
私なりに、ヒントはいただけて、有意義な時間でした。


講座の内容の中で、生徒の表現をアップするために、先生がたくさん語彙を持つこと、の
大切さ、というお話をされ、参加している先生方が、「短調」や「長調」を表現するのに、
どれだけの「言葉の引き出し」を持っているかなあ、という試みがありました。

私は、常日頃から、子供の生活密着言葉を連発してレッスンしている(つもり)なので、
(その方が、子供たちには、イメージしやすいだろうから。。)

「短調」をイメージする言葉、として

「嫌いなおかずを食べているところ」なんて、言ってみましたが(^o^)

参加した先生方は、私も含めて、「長調」の明るいイメージより、
「短調」の暗いイメージの方が、語彙がたくさん浮かんできたようでした。


さて、今日は、PTAコーラスの指導の日でした。

この時期は初心者マークのお母さんが多くいらっしゃるので、できるだけリラックスして
楽に発声できるように ストレッチや、おふざけ(良い意味での)発声タイムを
するのですけれど。

よくやる事↓

出来るだけ遠くに離れて向き合ってもらって

「ディズニーランドのシンデレラ城から、自分がティンカーベルになって、
綺麗~~な魔法の粉を シャラリ~~~ン」と 振りかけるように、腕も上体も使って
発声してもらいました。


できるだけ、「美しい 七色の キラキラした 魔法の粉!」とイメージするだけで、
お母さん達の顔も キラキラ楽しそうに輝いて 声も 遠くに飛んで行きます。

と、ここまでは、いつも通り

ふと、昨日の 事を 思い出したぞよ・・・・・

それで、「昨日の土砂降りの雨で、ぬかるんだ公園で 大きなドロ団子を
作って、あまり好きじゃない人に 「エイっ!!」って投げてみようかなーー」っと
やってみました。

ありゃりゃ!!こっちの方がよっぽど 力の抜けた楽な声が 遠くに飛んだよ。

ひとって、悪いもの、マイナスなもの、に対するイメージの方が
理解しやすいのかもね。

で、それは、いいひとだから、なんだよね、ということにしておきましょう。









きらきらセミナーと、じんわりコンサート

2013-02-16 | ただいま勉強中
横浜のYAMAHAで行われた轟千尋先生のセミナーに行って来ました。

轟先生とは、4年前、ムジカノーヴァの記事をきっかけに
お会いし、大倉山の小さなアナリーゼ講座から、ずっと断続的にたくさんの楽譜に
隠された「ヒント」~宝探し~を教えていただきました。

今回も、実際の楽譜を使っての、キラキラ探しのヒント、です。




そして、慣れてくると、まったく他の曲、他の楽譜からも
同じような「たからもの」を見つける事ができてくるんです。


子供たちに、作曲家からのメッセージを楽譜から読みとってほしい、
しかも、楽しくて、おしゃれな響きで、
という千尋先生の思いのいっぱいつまった楽譜集も、勢揃い。


そして、超素敵&豪華なプレゼント付き!




CDを実際に演奏された超一流ピアニスト=三船優子さんもいらしての、
トークコンサートも、ありました。

三船さんは、また、実際に楽譜の数小節を弾きながら、
ご自分のアナリーゼ感で、轟先生の性格まで、見抜いてしまう?!という
楽しい一こまも。

CD発売元の会社の方、出版の編集者さんもいらしていて、
録音秘話なども、たくさん聴けて、とてもとても上質な時間を過ごしました。
しあわせ~~~




轟先生のおっっしゃった

「超一流の演奏家ほど、作曲家が楽譜に残したメッセージを読みとる事を
たくさんしている」というお話も、印象に残りました。



そして、その足で、午後は鶴見のホールに 昨年11月に 41歳で亡くなった本田武久さんの
メモリアルコンサートに行きました。

本田さんの事は、以前にもblogに書いた事がありますが、
私の今の師匠の弟分のような人で、治療法のない難しい悪性肉腫でした。

告知を受けてからも精力的に音楽活動をされた真摯なまなざしは
周りのもの、皆に、暖かい記憶を残して、逝かれました。


メモリアルコンサートは、本田さん自身が、大好きな出演者を決めて、
プログラムの曲も、決め、アンコールで歌う曲まで決めておいた、と
言うことで。





涙もあったけれど、じんわり、会場のみんなの心に暖かい贈り物を
たくさん残してくれたコンサートでした。


そして、今日は、偶然、午前と、午後に、特別に素敵なアメイジング・グレイスを
聴きました。

とても、とても、音楽の密度濃い一日でした。

私には、音楽があって、ほんとうに良かったな~と思う日でした。














火曜日は

2012-11-22 | ただいま勉強中
私の勉強している先生の門下の会でした。

時間の足りないなか、自分なりに、頭も使って、
練習して、音楽を考え、考え、やっていますが、

「うちのピアノでは、とってもうまくいくのに、人前や、
違うピアノだと、思うようにいきません」

↑これ、生徒のみんなが良くいうセリフだね。
わたしも、同じ。


腕に力が入ってしまって、細かい音が、ダンゴになったり、
暗譜を忘れたり・・・

先週からの1週間は、最後の方の大きい子達や、お迎えのお母さんに
部屋に上がってもらい、無理矢理、ピアノを聴いてもらいました。

ソナタの2楽章と3楽章を全部弾くと、ちょっと長いのですが、
全部聴いてもらった生徒や、親子もいれば、

「ゆっくり静かめの2楽章と、明るくて速い3楽章、どちらを
聴きたい?」とリクエストを聞いてから、弾いた時も
ありました。

だいたいの答えは

「明るい曲」

物静かな中学生は

「静かな方が聞きたいです」と、いうリクエストでした。


というわけで、押しつけがましい1週間、大きい生徒ちゃん、お母さんたち
ありがとうございました。

明るくて速い3楽章は、「1人で弾いてたら、かなりうまいのに、
だれかが聞いてたら、必ずどこかをつっかえていた」ような不完全な出来だったので、
本番も  そう  でしたが・・・

とても好きな曲なので、またどこかで弾きたいと
思います。



横浜のホールだったので、久しぶりの友だちや、生徒親子さんも、数人聴きに来てくれて

美し~~~い マカロンもいただきました。


あまりにも綺麗なので、載せてみました。


もったいなくて、食べられないのですが。。。。

でも、しっかりいただいています。


12月は、生徒のみんなと、一緒に

「今年の わたしのベスト3!またh、ベスト1!!」を
レッスン時間内で、しよとうと、思います。


詳しくは、また。








楽譜に隠されたヒントが、たくさん見つけられました。

2012-11-03 | ただいま勉強中
今日は、行きたいところが三カ所くらいあったのですが、

轟千尋先生の、ソナチネ、ソナタのアナリーゼ講座に行きました。
轟先生のプライベートなお勉強会から始まって、かれこれ4年くらい?

それまでも、楽譜から得る情報や、作曲家のメッセージは大切にしよう、とは
思いながら、弾いたり、教えたりしていましたが、生の作曲家からのメッセージは
もっと具体的に、熱く、わかりやすく、伝わってきました。


初めのころは、

学生時代に講義を聴いたきり ほぼ放置していた和声、和音の種類だとか、
なんとかかんとか?ですけど、
3年かかりくらいで、
忘れないように消化できるようになった?かな?


先生の地元だからこそ、聴くことの出来た内容の密度濃い講座。
ほんとうに素敵な時間をたくさん過ごせました。

自分でピアノを弾いているだけ、よりも、生徒のみんなに教えたからこそ、
発見できた、楽譜に隠された宝物もいっぱいあるかな。

それが、面白いから、ついレッスンも 楽譜の隅や、ポッケから、
「いろんなヒント」「いろんな発見」を 探すようになって、
しつこいレッスンになることもあります。が、それを面白がってくれる生徒も
増えて来たのが、とても嬉しいです。



今回の講座は、ソナチネの片手奏に、原曲のハーモニーを壊さずに
さらに、表情豊かな伴奏を即興で付けてあげましょう、というサブタイトルも
ありました。

その事も、教える側の教師が、詳しくわかりやすく楽譜のアナリーゼをした上での
行為なので、

「片手しか間に合わなかった子に先生の“即興伴奏”で助け船」出すのじゃなくて、
両手でほぼ仕上がった子に、さらに表現の助け船として、「片手パート練習の伴奏をつけてあげる」という感じかなあ、
と思いました。


来月も、楽しみ。


前回の、記事「CDと同じように弾ける」っていうのは、意図とちょっと違うタイトルだったので、
変えました。

レッスンする時に、最初にCDを聴かせたり、私がすっかり弾いてしまうことは
あえてしません。

お母様の中には
「ピアノって、先生が弾いてくれたものを、聴いて、おぼえる」と思っていらっしゃる方も
いてビックリした事があるのですが。

宿題に出すとき、「こんな感じの曲だよ」ていどに弾いてあげることは、勿論あります。
けれど、その印象のままに、弾いてほしくないって思います。
(子供って勘が良いから、一度聴いた雰囲気をそのまま再現しちゃう)

楽譜に書いてあるいろんな事(音の玉だけじゃなく、表情も、テンポも、見えない所に書かれている何かも)を
自分で見つけて(見つからないときは、助けてあげますよー)
そして、音にしてほしいと思います。

すごく難しくない曲だったら、その全部をクリアできるかな、と思ったので、CDと同じように
と、書いたのだけど、ちょっと言い方が違うかなあ、と思って書き直しちゃいました。


おしまい










今日「も」ごほうび?

2012-06-30 | ただいま勉強中




今日は、自分が弾く方のコンサート。

一年間、弾いたり、寝かせたり、弾いたり・・・していた
モーツァルトのハ短調の幻想曲を大きなホールで、
スタインウエイのピアノで弾いてきました。


なかなか「100点」の演奏はできません。

生徒のみんなが良く言うのですけど


「じぶんちでは、上手に弾けたのに。。。。。」


私も同じです。


でも、たくさん練習して、先生に何回もレッスンで軌道修正してもらって、
丁寧に、伝わるように、弾いた(つもり)
ちょっとからまっちゃった部分もありましたけどね。


というわけで、今日は、コンサート後のビールじゃなくて、
甘いごほうび。(いつもですけど)


今週は風邪気味でボケボケしたレッスンをしてしまったかもしれず・・・

明日の振り替えレッスン(今日の分)や来週からのレッスン、
また、気をひきしめてがんばります。


そして、自分の弾く方も、また11月にあるので、新しい曲、
練習しよ。