昨日は勇んで出撃して8時頃現着たのですが、
到着して1時間くらいで曇りはじめ、
そのまま2時まで粘りましたがダメで諦めて
帰ってきました。
それで、機材設置後に、MILTOLの対象導入と画角確認する間、
DOBの方はASI294MCでNGC7331とステファンの5つ子を導入して
ライブスタックしておりました。
30枚近くまでスタックしたところで一回保存して、
MILTOLのセッティングが終わったところでDOBの撮影方向を見ると
思いっきり曇ってるじゃないですか!!!・・・_| ̄|○。
(MILTOLの撮影方向はまだこの時点では晴れてました)
慌ててIPADを見ると真っ白ではなかったですが、星もいびつになって
いてダメです。(途中でスタックできなくなっていたみたいです)
本当はライブスタックはお試しで、MILTOLのセッティング後に
きちんと選別できる画像を撮影するつもりだったのですが、
290秒露光のライブスタック画像のみになりました。
(とりあえず一回保存しておいてよかった)
しかし、なんと、総露光時間5分でもステファンの
5つ子がちゃんと写ってます!!!
NGC7331(右上の銀河)とステファンの五つ子(左下赤丸内)その1
IPADのキャプチャー画像(画像処理なし)
暗い銀河はUVIRカットフィルター無しで赤外域も取り込んだ方が
良いと聞いたので今回フィルターなしで撮影しています。
キャプチャーするのを忘れましたが、10秒露光一枚でもIPAD画面で
存在は確認できました。
ということは電視観望でステファンの5つ子が見えるということに
なりますね・・・これはちょっとびっくりです。
(12インチDOBの集光力というのもあるとは思いますが)
で、これを画像処理したものが以下になります。
NGC7331とステファンの五つ子 その2
Skywatcher GOTO DOB 12' 口径305mm F5 1500mm
F5コマコレクタ- ZWO ASI294MC PRO gain 390 -10℃
10秒×29枚 総露光時間 290秒
F5コマコレクタ- ZWO ASI294MC PRO gain 390 -10℃
10秒×29枚 総露光時間 290秒
ステファンの五つ子拡大
ステファンの5つ子までの距離は2億9000万光年なので、
いままでgoto debuが撮影した中ではぶっちぎりの最遠天体です。
(左下の一番明るいNGC7320だけ4000万光年ですが)
2億9000万年前といえば地球は古生代ペルム紀です。
ペルム紀といばパンゲア大陸とかシベリアトラップとかPT境界とか
の頃ですが、その頃この銀河を出た光がはるばる届いて、5分露光の
カメラに受光するってなんかよくわからないけどすごいですね。
感動します。(スケールが違い過ぎて混乱もしますが)