棹前昆布の出漁風景2011年06月22日
棹前、読めます???
「さおまえ」と読みます
麓は恥ずかしながら、北海道に来る(住む)までは
利尻昆布ぐらいしか知りませんでした
北海道の昆布のこと
去年の夏、入院していた時、向かいのベッドのおばあちゃんが
「あぁ、棹前大丈夫かな?」と天気予報を見ながら毎日つぶやいていて
麓の頭の中で「棹前?」「なんで天気予報の時???」
と思っていました
棹前昆布
そのうち、「長」とか言い始めたおばあちゃん
麓の頭の中には
(棹前に長...昆布らしいけど)
4人部屋で次から次へと人が退院して、新患さんが来て
でも麓とそのおばあちゃんはずっといて
「向かいのお姉さん」と呼ばれていた麓は
次第に、そのおばあちゃんの人生の歴史を知ったわけです
昆布漁師がどれだけ大変なものなのか
毎朝3時半に起きて、旦那さんの朝ごはんとお姑さんの朝ごはん
幼いお子さまの朝ごはんに難しいお舅さんの朝ごはん
毎朝作ったそうです
そう、4種類の朝ごはんを
4時にはご主人が起きてきて、黙々と朝ごはんを食べ
支度にかかるそうです
麓は全然知らなかったのですが、昆布漁は時期が決まっていて
漁業が朝の天候と天気図を見て
はい、天気図もです
なぜなら、その年のいい昆布の生えている場所に行き、陣取る時間
猛ダッシュで船が出漁しているのはそのためです
昆布を採る時間
そして、持ち上げるのにご夫婦二人で小さい船の上で戦場だったそうです
昆布でいっぱいの船で急いで岸に戻り
今は、クレーンやユンボを使っていますが
昔は全部手で運び
干すのです
ある程度乾くのに時間がかかるので、天気図が必要なのです
おばあちゃんは、「その日の朝5時に灯台の光がつき、ピーと音が鳴ったら漁に出ていいんだよ」
晴れていても、その日差しが長く続かない日は漁に出れないそうです
昆布漁の時期が決まっているだけに、漁師は必死ですが
相手は自然
天候不良が続けば、漁に出られない=収入なし
第一次産業は自然相手なので「台風は北に去りました」なんてNHKに言われると
今年の北海道の農業はかなり悪いです
6月ぐらい(つまり北海道の雪が融けて土がでて作業できる頃、芽が出る頃)に長雨が続き
低温だったため、今時期ならもう「とうもろこし」は終わっているのですが
全然実が入っておらず、専門家に言わせても「このまま暑い日が続けば、よくて9月頭かな???」「下手したら9月中旬でも駄目かもしれんぞ」
とうもろこし農家は死活問題です
玉葱も駄目です、雹にやられたため出てきたばかりの芽がほとんど痛んでしまったのです
この時期、山にはたくさん食べるものがあるはずなのに
畑に膨大な被害が出ています、そう動物たちが餌を食べに山から下りてきているのです
半年間、雪の中で1回しか農業が出来ない北海道
酪農家だって同じです
牛が食べる牧草の生育具合
刈って、乾かそうと思っていても雨の予報だったら徹夜してでも刈り取って運ぶかのばすか
広大な北海道の真っ暗闇の畑にトラクターなどのライトが夜中すぎてもついていると、涙がでそうになります
麓にとっては暑いのはきついですが、でも文句は言えないです
暑さが必要な人がいて、その灼熱の暑さの中で黙々と働いている地元の人たちを見ているからです
美味しそうなこのラーメンも、この作業と更に昆布を梳く気の遠くなるような作業を思うと
「きゃ~昆布ラーメン」という気持ちだけでは食べられません
ご訪問ありがとうございます
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まだまだ暑いが続きますね
無理してませんか?
検査結果ちょっと残念でしたね
でも、グレーと言う事は
白に凄く近いグレーも全然有りなので
気を楽にして・・・
一番の健康法は『笑う』と言う事らしいですよ
笑う事で体内の色々なものを浄化するらしいです。
↓↓
病室のお向かいのおばあちゃん
凄い人ですね
人としての生き様を見せられたような
『一期一会』出会いを大切に
記事を見ながら
棹前昆布、食べてみたくなりました(∀`*ゞ)テヘッ
あまり無理はしないでね
応援ポチして帰ります。
私も、読めなかったです~^^; そして、かぼちゃって
地面に出来ているものしか見た事がなかったので
びっくり!上から連なっている???と驚きです。
湖の麓さん、暑い日が続きますが ご自愛下さいね。
そして、メール送りましたのでお時間のある時に
見て下さいね。
暑さはまだまだ続いていますね。体調大丈夫ですか?
ほどほどに無理してくださいね・・・なんて(*^_^*)
ぶら下がったかぼちゃは初めて見ました。
何か他の果物かと思いました。
かぼちゃがぶら下がってるのも初めて見たけど
収穫しやすいようにしてるんですか?
こっちでは地面にできてますもの。
小麦ロールを丸めてるところを見てみたいんですよね。
去年は飛行機が満席で9月になってからしか行けなかったからな~。
天候によっては死活問題に発展しかねないですからね。
昆布漁の大変さが解りました。
先日買い物したときに日高昆布を買ったのですが、
麓さんの記事を読んで大切に良く味わって頂きたいと思います。
家庭菜園では限られたスペースなので
、カボチャはお写真のように立体的にネットを張って栽培しています。
狭い場所を有効活用しています。
その後、体調は如何ですか!?ご無理なさらない様にしてください。
hannoahさん、メールありがとうございました。手紙送りました!
たーぼうさん、ぶらさがったかぼちゃ初めてでしたか?
このような方法もあります
TOTYさん、牧草の丸めるところは、住んでいてもなかなか見られません
アミさん
体調は、なんだろう、無理はしていないのですが、
まるで雲の上にいるみたいで
あと食欲がなく
心配かけてごめんなさい
きっと、山には餌が無い。
と、同時に人間の作物を食べるほうが楽。
いつも側にいてくれてありがとう。
無理するな。
思うに、すぐ無理するでしょ(笑
私は、偉そうでごめん、ね。
貴女は命を削って伝える。
私に貴女ほどの覚悟は無い。
がんばれ。
ごめん、言葉が見つからない。
できうれば、今夜も良く眠れますように。
おやすみなさい。
月下
あたたかいコメントありがとうございます
そんな普通の風景が心に沁みます
牧草をロールするところを見たことないのですか?
天候との勝負で かなり無理して働いていましたね。
もう無理… もうダメ… 勘弁して…
泣きたくなるころにやっと終わる牧草の収穫
若かったからできたんだろうなぁ
食べられないですか…
美味しいプリンか桃のゼリーを作ってあげたい
本当に農業、漁業、酪農業に携わっている方々の
ご苦労を思うと頭が下がってしまいますね。
何気なく口に運んでいる食物・・・全てが人々のご苦労の
上に成り立っているんですね。
「いただきます」「ご馳走様でした」の言葉にも力が入ります。
8月も終わりを迎えると言うのに蒸し暑い日々が続きます。
どうぞくれぐれもお体ご自愛くださいね。