花のある生活

花はあまり出てきませんが。

みうらじゅんフェス! マイブームの全貌展 MJ'sFES in 富山

2019-08-22 | 美術館・博物館
富山市市民プラザで開催されている「みうらじゅんフェス! マイブームの全貌展 MJ'sFES in 富山」に行ってきた。

自身の「遺品展」と銘打つだけあって、本当にたくさんの展示物に圧倒。

 

  

みうらじゅん勝手に観光協会のポスター、ご当地ソングや、観光地スタンプまである。


 

ツッコミ如来。 


  

みうらじゅん菊人形。


 

ヘンジクブーム(変な掛け軸)、なぜかシャ乱Qも。


 

ゆるキャラブーム。


 

  

  

  
 
冷マブーム(冷蔵庫のマグネット広告)、ときどき面白い物も。

よく集めてるわね~。

 
会場が2つに分かれていて、1番目の会場では、エロの祭典オンパレード、18禁コーナーまであり(笑)、まさに濃密な、みうらじゅんワールド。

こんなのあるわー、とか思いつつ見るのも、また楽しい。


9月1日まで開催されているので、壮大なコレクションの山、どうぞご覧あれ。


 

アルフォンス・ミュシャ展

2019-08-07 | 美術館・博物館
高岡市美術館で開催されている「夢のアール・ヌーヴォー アルフォンス・ミュシャ展」に行ってきた。

富山県立美術館のも良かったが、こちらは、さらに展示数も増えて見どころ満載。

写真撮影もOK、SNSもOKで、こういう機会は、なかなか無いよね~。

 

  

 


アルフォンス・ミュシャは27歳でパリに渡り、絵画を学びますが、2年で留学の援助を打ち切られてしまいます。

生活の困窮したミュシャは雑誌の表紙や、本の挿絵などを描いて生計を立てていました。

パリで挿絵画家として活動していたクリスマスの休暇中、たまたま印刷所にいたミュシャにポスター制作の仕事が舞い込みました。

1894年「ジスモンダ」の舞台に主演するサラベルナールのために、最初のポスターを制作。

ポスターのデザインが気に入ったサラベルナールは、その後6年間の契約を結ぶ。


パリの街にポスターが貼り出されると、ミュシャのポスターは、たちまち大評判に。

それからはポスター、雑誌の表紙、書籍の挿絵、レストランのメニュー表や株券、社債に至るまで、デザインの仕事が来るようになり、こうして無名の挿絵画家は一夜にして有名デザイナーとなったのです。


この「ジスモンダ」にまつわるエピソードは「シンデレラストーリー」として有名ですが、今回の展示資料の中には、ミュシャが「たまたま仕事を受けたわけではなさそうな」資料も残されているようです。

何としても絵画の世界で成功したかったミュシャが、仕事を受ける前から作品の構想を練り、印刷所に通い、仕事をつかむチャンスをうかがっていた、ということなのではないか、と推測されています。

きっかけはどうあれ、チャンスをものにして一躍、時代の寵児にまで上り詰めたのですから、すごいものです。

絵も素敵で素晴らしいけど、作者の心意気も、また素晴らしいわね。




チェコ・デザイン100年の旅

2019-06-28 | 美術館・博物館
先日、富山県美術館へ「チェコ・デザイン100年の旅」を見に行ってきた。

6月1日~7月28日まで開催。


チェコの家具や食器、書物のデザインの流れが見れて、なかなか興味深い。


そして、併設特別展示のアルフォンス・ミュシャ。

株式会社インテック所蔵作品とのこと。


まあ、これが目当てで行ったのだが、ここでは全部で23点展示されていて、すごいわ~。

じっくり見られて良かったわ。


7月13日~9月1日まで、高岡市美術館で「アルフォンス・ミュシャ展」を開催するので、こちらも楽しみ。


それから、常設のコレクション展を周り、魅惑の(笑)「瀧口修造コレクション」コーナーへ。

前回行った時とは、また違った展示の仕方になっていて、つくづく面白い。


7月6日~9月1日まで、富山市民プラザで「みうらじゅんフェス! マイブームの全貌展 MJ'sFES ㏌富山」も開催されるし、これも面白そうね。


この夏も、面白そうなイベント目白押し、楽しみだね~。



古代アンデス文明展

2019-02-05 | 美術館・博物館
先日、富山県民会館美術館で開催されている「古代アンデス文明」を見に行ってきた。

今の南アメリカ大陸、古代アンデス地域には、エジプト文明と同じくらい古い時代から、たくさんの地方文化があったそうです。

今のエクアドル、ペルー、ボリビア、チリの地域から、シカン文化、チムー文化、モチェ文化、チャビン文化、カラル文化、ワリ文化、インカ帝国、ナスカ文化、ティワナク文化の9つの文化の遺跡が残されているそうです。


今ある野菜の、トマトやジャガイモ、カボチャ、インゲン豆は、南米原産で、古代アンデスの人々が野草を改良して、大きくおいしい実がなるようにしたのだそう。

トウモロコシなども食べていたらしい。


太陽 ・ 月 ・ 海 ・山 ・川のすべてに、神様が宿っているとされ、子供を、神のいけにえとして捧げていたそうだ。

貨幣はまだなく、物々交換などをしていたらしい。






人間の顔がついた土器や、金飾りなど、人間の頭部がついたものが多い。

アンデス社会では、頭部は宗教や権力のシンボルであり、最も高貴なる神格を持っていた、とし、子供のころから、頭を固定したりして成形し、後ろに長く変形させる風習もあったらしい。




動物の土器などは、リャマのほか、ジャガーやアンデスネコなど、ネコ科の動物がモチーフにされている。




儀式でバラバラに壊されていた土器を、パズルのように修復したもの。



「ナスカの地上絵」で、有名なナスカ文化。

年間降水量は10ミリ以下で、「地上絵」は、雨乞いの儀式に使われていた、とのこと。

すごく乾燥した地域なので、1500年もの間、「地上絵」が消えずに残ったらしい。

大干ばつが起き、高地に移動したことで、ナスカ文化は滅びる。


同時期に複数の文化が、隣接して共存していたり、民族が移動したりして、たくさんの文化が生まれたのらしい。

「空中都市マチュピチュ」で有名なインカ帝国も、アンデス文明の時代。


最後の方には、男の子と女の子のミイラがあって、女の子のミイラは髪の毛もそのまま残っており、なんだか眠っているかのよう。

神に捧げられたいけにえとして、ミイラにされたのだろう。


アンデス文明時代には、多様な文化があったんだね~と、じっくり見ていたら、平日は16時30分閉館で、あとで写真撮ってたから、「あと2分で閉まります」とか言われて慌てた~。

見に行く人は、時間に余裕を持っていたほうがいいかも。




追伸。

この日も、また後ろの方で「うん」「うん」とセキばらいする人が。

中高年の夫婦、二人連れの男性。

連れ合いがいるんなら、二人で感想とか言いあったりすればいいのに。

何で、そんなところで、他人の関心を自分に向けさせようとしているのか…。


イラっとしてたら、なんか「もう一回来ればいいのに」みたいな顔していたが。

それこそ、もう一回来るときは、チケット代もかかるし、駐車場代もかかるし、時間も必要だし。

ヒマつぶしに、当日券買って入ってきてそうな人には分からないのかもね。





ジブリの大博覧会

2019-01-21 | 美術館・博物館
富山市ガラス美術館で開催されている「ジブリの大博覧会~ナウシカからマーニーまで~」に行ってきた。

ガラス美術館は、富山キラリの中で図書館と併設されています。






会場のフロアには、ラピュタの世界のような飛行物体が。

木造建築の建物と良く合っているわ。





 




中に入ると、大きなトトロがいて、階段の隅には、まっくろくろすけ。


次の部屋に進むと、壁中に、トトロ、ラピュタ、紅の豚、思い出ぽろぽろ…などのジブリのポスターが、ズラリと張られていて、ポスターのキャッチコピーや、文字のデザインなどの、細部にまでこだわって、ポスターが作られているのが垣間見れる。

トトロのポスターのキャッチコピーで、最初は「このへんないきものはいない」だったのが、「このへんないきものはいる」に変更された、というところとか。

他のキャッチコピーでも、複数の対案を出して見る人に響くコピーはどれか、などと話し合ったりしながら、ポスターは完成していくんだね。


ジブリの倉庫には、ジブリのキャラクターグッズや、ビデオ・DVD・CD、書籍などの関連商品もたくさん。

 

  

 

富山展限定のガラス作品「ジブリの幻燈楼」で、くるくる回る光の影が何ともキレイ~。

ガラス美術館ならではの作品だわ。




トトロのネコバス。

ネコバスの中に入れたようなので、中に入って座ってくれば良かったわ~。


会場を出た後は、ジブリショップをひとまわり。



この日、フロアで車いすの人をたくさん見かけたのは、ちょっと意外だと思ったけれど、逆に言えば、車いすでここまで来れる環境がある、ということなんだね。

行きたい場所があっても、車いすで移動することが難しい、というときには、行くのをあきらめたりするのだろうから、車でも、バスでも、行ける手段がある、ということはいいことだ。

それで、会場の中まで入るのは難しいかもしれないけど、場外の展示物や、ショップでグッズが買えたりはするので、雰囲気ぐらいは楽しめるのかな。


何はともあれ、見に行けて良かったわ~。





三沢厚彦 ANIMALS IN TOYAMA

2018-12-20 | 美術館・博物館
先日、富山県美術館で開催中の「三沢厚彦 ANIMALS IN TOYAMA」に行ってきた。

美術館の屋外広場にも常設展示されている、クマの作者の作品展。

作品展は25日まで開催。


入口では、ミミズクがお出迎え。




 

 

 




クマはもちろんのこと、ネコやライオン、ゾウやワニなどの動物たちがたくさん。

ヤモリや、カエルなどの小さい生き物も、あちらこちらに隠れていて、面白い。



一通り周った後は、コレクション展へ。

奥の方に「瀧口修造コレクション」というのがあって(富山出身の美術評論家なのらしい)、瀧口本人が収集していたという雑貨やら、旅先の土産物やら、石ころまでが収集展示されていて、その量と、バラエティーさに驚き。

そこに「私は蒐集家ではない、すべて記念品だ」みたいなことが書かれていて、そうやって集められた収集物も、時代を経て、次の世代の人にまた収集されて「コレクション」として保存されていくのだなー、と思うと、なんだか面白い(笑)。


今の美術館は、外の景色を眺めるのもいいし、楽しい美術館になったわね。




エヴァンゲリヲンと日本刀展

2018-06-28 | 美術館・博物館
先日、石川県立歴史博物館で開催されている「エヴァンゲリヲンと日本刀展」を見に行ってきた。

7月22日まで開催中。




歴史博物館は、赤レンガの風情のある建物。


  



中に入ると、エヴァのパネルがたくさん並んでいる。







入口には、レイとアスカの等身大フィギアや、初号機のフィギアも展示されている。


 

 

  

 

エヴァをイメージした刀がずらり。

全国の刀匠たちが手掛けた刀とあって、なかなかの迫力。




ロンギヌスの槍。

壁には、ロンギヌスの槍の設計図も。


エヴァの設定資料集と、企画書も展示されていて、物語の企画が、ものすごく細かいところまで設定されているのが驚き。


海洋堂フィギアで「エヴァンゲリヲンと日本刀展」の世界を立体化したジオラマなどもあり、なかなか見られないものが見れて良かったわ~。




デザインあ展 in TOYAMA

2018-05-09 | 美術館・博物館
今年も、あちらこちら、たくさんの展覧会があって、行く時間つくるのも大変。

一時に、あれこれ重なっても全部は無理ね~。


展覧会第2弾は、富山県美術館で開催されている「デザインあ展 in TOYAMA」

Eテレで放送されている「デザインあ」の体験型展覧会。


A観察のへやでは、

 

おいしそうなお弁当も分解すると…。

 

こんなふうになります。






大きさの違い。




お寿司の解散。




玉子料理いろいろ。


B体感のへやでは、360度、スクリーンに囲まれた部屋で、「あ」のテーマや、「解散!」の画像がテーマ音楽と共に映し出されていたり、C概念のへやでは、時間の流れを表現するコーナーがあったり。

デザイン一つ一つにも、いろいろな表現方法があるわね~。


企画展を出て、コレクション展など、一まわり。

 

椅子コレクション。 


   

部分開館の時には1体だったシロクマが4体に増えている。


屋上には、遊べる公園があるし、企画展や、コレクション展以外のところは出入り自由で眺めもいいし、いい美術館が出来たよね~。

今後も楽しみだね。







THE ドラえもん展 TAKAOKA2018

2018-05-01 | 美術館・博物館
高岡市美術館で「THE ドラえもん展 TAKAOKA2018」を開催しているので、行ってきた。

前売り券買っていたのだが、いろいろ忙しくて、見に行くのは会期ギリギリ間に合ったー。




入口のところで、大きなドラえもんがお出迎え。


 








「ドラえもん」を題材に、国内外で活躍する28組のアーティストが作り出した「ドラえもん」。

豹か、チーターのような「ドラえもん」がいたり、「ドラえもんと1日デート」している写真があったり、創造性豊かな「ドラえもん」たちが並んでいて、なかなか見ごたえがあったわ。


時を経ても、いつまでも「ドラえもん」は人気者だね。





学んで遊べる美術館

2017-05-21 | 美術館・博物館
富山県美術館が、いよいよ部分オープンしているので、見に行ってきた。



全館オープンするのは、8月26日から。




富山県美術館は、富岩運河環水公園が見渡せる絶景の位置に。

富岩運河環水公園には、「世界一美しいスターバックス」があります。




立山連峰もキレイね~。


 

 

美術館の屋上が、遊具の置かれた屋上庭園になっていて、「オノマトペの屋上」と呼ばれている。

遊具は、「つるつる」「ぷりぷり」「ぼこぼこ」「うとうと」など、というオノマトペ(擬音語、擬態語)からイメージするデザイン。


 

違う方向から見ると、なんだか分からないが、ベンチに座ると「あ」という文字が見える。




まだ部分オープンなので、展示品は入っていないけど、美術に関する図書コーナーがあったり、タッチパネルのポスターコレクションの画面があったり。

東京日本橋の老舗洋食や「たいめいけん」も入っている。


 

美術館の模型


これまでになく楽しい美術館になりそうね~。