花のある生活

花はあまり出てきませんが。

今年は、美術館が面白い

2014-08-11 | 美術館・博物館
台風も通り過ぎたようで、青空が見えてきた。

でも、まだ台風の影響が残っているのか、強い風が吹いているわ。




富山県立近代美術館で、7月19日から8月31日まで開催されている「成田亨 美術/特撮/怪獣 ウルトラマン創造の原点」を見に行ってきた。

夏休み期間中とはいえ、平日なので、まあまあの混みよう。

ウルトラマンや怪獣たちのデザイン画が多数展示されていて、ウルトラマンのマスクなども展示されている。

怪獣のデザインなどは、魚や動物をモチーフにしてデザインされているらしく、実物と比べてみるとなかなか面白い。

初稿のデザインと決定稿のデザインが、結構違ったものになっているのも面白い。


平面に書かれたデザインを立体に起こして、ウルトラマンのマスクやスーツ(というのか?)を製作するわけだから、材質とか役者の体型とか、色々と考えられているんだね~。

初代ウルトラマンの造形が、シンプルな形で完成されている、として、後のシリーズのウルトラマンの造形を嫌悪していたらしい。

原画のデザインには、カラータイマーもつけられていないくらいで、なんと、ウルトラマンのお墓と鎮魂歌の展示も。

この人は、ウルトラセブン以降のデザインには関わっていないらしく、その後にも番組の企画が持ち上がり、デザインはされたものの制作されなかった、というものも多い。

この他、芸術作品なども展示されていて、なかなか面白かったわ。



次に、こちらは6月28日から8月31日まで、高岡市美術館で開催されている「メタルズ! 変容する金属の美」。

金属の工芸品が、現代工芸から古代の出土品まで、多数展示されている。

動物をかたどったものや、茶釜や香炉や花器と幅広く、いろんなものが金属で作られているんだね~。


「漢委奴国王」の金印の模造品や、三角縁神獣鏡の3Dプリンターによる複原模造品の展示もあって、三角縁神獣鏡の鏡面は、平面ではなく、太陽光を集めるために真ん中が少々盛り上がっていて、鏡面はよく磨かれており、本当の鏡のようによく映る。

三角縁神獣鏡の鏡面に太陽光を当てて「魔鏡現象」の実演をする、ということだったが、この日は、あいにくの雨。

そこで、太陽光と同じ光を発する機械で、鏡面に光を当てると、スクリーンに裏面の凹凸が浮かび上がり、こんな古い時代によく作ったものだね~、と思わず感心。

普段は、そんなに美術館などは行かないけれど、今年は面白い企画展を見れてよかったわ。





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