お初の作家です。宮下奈都氏
骨董品店の三姉妹、といってもほぼ上二人のお話。
一番末娘は少し歳が離れている。
少し内気な性格の長女津川麻子、派手な容姿の七葉
物語の大半はこの二人の競い合うようなお話。
視点は長女麻子から見た世界。幼少期から成人期までを描いていきます。
幼少期の描き方も独特でしたが、成人期の就職してからの麻子の心の移り変わりは
本当に子供に読ませたいものに感じました。
好きな仕事でなくても、頑張る姿、仕事に打ち込んでいくと好きになっていく仕事・・・
なんかそんな感じをさわやかに描いていました。
読後感はさわやかです。行間を読ませる文章で、読みやすかったです。
私の中では新しく好きになった作家です。