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たかが猫ですよ・・映画/ボブという名の猫 ドキュメンタリー映画/猫が教えてくれたこと

2017-12-18 09:43:18 | 映画




◇たかが猫、、そう たかがネコだけど。。◇
朝5時。
早朝9時と10時50分上映の二本の映画を観るため、
自宅を7時に慌ただしく出た。

去年、ニュースでイギリスの猫が話題に。
猫とニュース、、という異例の組み合わせだったため、思わず見入った。

飼い主のいない、ただの茶トラのオス猫。。
その猫の存在が
一人の路上ミュージシャンの人生を大きく変えた。
youtubuで流された彼と猫の姿は、瞬く間に世界中の人が見ることに。

と同時に、英の出版社が青年と猫の写真に目をつけた。。
そこから彼は文章など、まともに書いたこともないのに、
「猫と路上ライブするようになった話し」を書くことに。
ボブと名付けられた猫は、
ジェームズという青年に満たされた日々と強運を持ってやって来た。


◇実話映画/ボブという名の猫◇

ジェームズは麻薬中毒患者。
幾度も断ち切ろうとするが挫折。

住む家もなく路上生活。
ゴミをあさって飢えを凌ぎ、まるでゴミのような日々…

ホームレス
無職
麻薬中毒患者など
社会からドロップアウトした人への立ち直るチャンスとして、
福祉の保護と監察の手が差し伸べられる。

その差し伸べられる手をことごとく裏切ってしまうジェームズ。
唯一の肉親である父親も、厄介者扱いでジェームズを遠ざける。

愛も友情もない日々に、ボブが迷い込んだ。
飼わないつもりが、いつの間にか友になり。
いつの間にか家族になった。

ボブはある日、ジェームスの乗るバスに飛び乗った。
行きがかり上、猫連れの路上ライブを決行する羽目に。
が、
その時から
ジェームスの運命は大きなうねりと共に変わっていく。

今まで、彼の存在すらスルーされたり、ゴミ扱いだった日常が、
見知らぬ人たちが、ジェームスに話しかけたり、優しい言葉と微笑みをくれる。
それと同時に、同業者の妬みやいじめにも遭う。

だが、
ジェームスはボブと居れば、ただただ幸せな気持ちになれた。
そして、ボブと暮らすために薬を断つことを決断する。 

死ぬ思いで麻薬を断ち、2012年『ボブという名のストリート・キャット』を出版。
30国以上の言語に翻訳。
本の売り上げ数は、1000万部以上を越えた。

そして映画部門では、
2017年ナショナル・フィルム・アワーズUK(最優秀英国作品賞)受賞。
猫は本物のボブが演じてる、、
どこまでスゴイんだボブ!!!

ボブには、タイヘンめいわくだと思われるが、
英のキャサリン妃とのツーショット…
後ろにいる男性が本物のジェームズ氏。


で、本を出版したことで実父との確執も溶け、父子の関係を取り戻す。
話はジェームズが12歳の時に戻るが、両親の離婚で傷つき笑うことがなくなった…
孤独から、麻薬へ、そして脱落人生、福祉の助け、ボブとの出会い。。

どこにでもある親の離婚という出来事であり、世界中にはゴマンとある話。
イギリスのは福祉国家であり、リセットするチャンスをくれちゃったりもする。
なんとも恵まれた話で、猫が人生を救ったという美談はなんとも甘ったるい。

だけど
一つだけ分かるの。

猫は人を選ぶ!!!
その人の発した汗や涙から、その人の本能みたいなもの。。
抱っこしてくれた時の、ことばの音色や手から伝わる優しさみたいな力。


この人と一緒に居ようと思うのは猫なの。

ジェームズ氏は本が売れ、家を買いボブと住んでいる。
が、、ほとんどの収益は寄付してしまった。
今は、動物愛護の仕事と、ホームレスの支援にも携わっている。

ボブはこんなジェームズさんだから選んだんだと。。私は思う。

猫好きは心が脆いやつが多い。
弱いくせに、見過ごせなかったり、助けたりする。
でも弱い中にも、正義や勇気があったりする。

猫は、そこを触発して発酵させてくれる存在。
たかが猫のくせに。。。。。。。


◇ドキュメンタリー映画/猫が教えてくれたこと◇


トルコのイスタンブールは猫だらけ。

飼い猫も、ノラ猫も、
のんびりと寝そべり、腹が減ったら町の人々にご飯を貰いに行く。

誰もぼったりしないし、人と猫が一緒に暮らす街。
多分、世界に類を見ないほど、猫を知り尽くしてる街だと思う。

カフェも市場もお店もアパートも道路も全て猫の居住場所。



イスタンブールが猫だらけなのは、港があるから。

世界中の船乗りが寄港するイスタンブール。
猫を連れて船に乗る船員が多かったため、寄港地のイスタンブールに猫が迷いこんだ。

そのまま世界中の猫が居る街になった。。と云う。


人々が
「猫が居るだけで しあわせな気持ちになれる」
 
「闇の中にいた自分が 猫と関わることで救われた。。」

こんな言葉を云う。


日本では考えられない映画、、
虐待も薬殺も数減らしもない世界だった。。。。

こんな風に
自由な猫と共存出来るイスタンブールの人々の表情に、
チョット江戸を感じた私だった。

『猫が教えてくれたこと』は上映館がかなりあるが、
『ボブという名の猫』は関東で横浜伊勢佐木町ジャック&ベティのみ。

早々に終わるのでお早めに!!


**コメントへの返信デス**

佐貫卓球ルームさんへ

「たそがれ清兵衛」がこんなにいい映画だったとは、、

介護は自分の本性を見せつけられます。

巧く伝わったかどうか、、分からない部分もありますが、
ブログでは書いて書いて書き続けたいデス。

コメントありがとうございます。


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コメント (3)    この記事についてブログを書く
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3 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
あぅ〜 (隆 海)
2017-12-19 18:30:18

テツ〜〜〜ゥ!
返信する
 (原村)
2017-12-22 23:32:51
こんばんは。
猫の好きなところ。
一切媚びを売ってこないところが好きです。
素敵な話を教えていただきありがとうございます。
返信する
猫!ネコ!ねこ~! ()
2017-12-26 13:38:43
初めまして。希(まれに)と申します。
『ボブ~』、やっぱり見に行こうかしら?と思いました。
とても心が温かくなる物語だと思うので。
我が家にも2人の姫がいます。
猫が人を選ぶ・・・・そうだと嬉しいのですがね(笑)
もう猫姫様に傅く猫下僕状態です(笑)
素敵な感想、有難う御座いました!
返信する

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