NYサルサコングレスの第5話。
1話で終わるはずが、こんなに長くなった。
書いている自分ですら驚く。
まさか自分がNYに行くことすら考えてもなかったしね。
ちょっと寄り道するけど。。。いい?
行くきっかけはひとつの恒例の行事?だった。
◆嘘っぱちからの脱却◆
今年の元旦、左大臣(自称;旦那さま)がワタシに恒例の質問をした。
「今年はどこか行きたい所ある?」
ワタシは間髪入れず、言い切った。
「ニューヨーク」
左大臣
「。。?。。。!?ニューヨーク!」
困惑を隠しきれない左大臣。
実は我が家の諸事情と左大臣の会社での立場を考慮すると、
ワタシが旅行に行ける時間などあるはずがなかった。
実際は何処にも行けてないのだ。
だから毎年の元旦は「大阪かな♪」とか言って、嘘をつく事が元旦行事。
ワタシの強烈な一言で、恒例の嘘っぱち大会はそこでチーーーン!撤収。
だが、ワタシはとうとう生まれて初めて本音を言った。
「ニューヨーク」ってさ。
口をついて出た言葉のきっかけは、3年間頭の片隅にあった
「ある先生の言葉」だった。
◆サルサは世界中の人と踊れる。。。◆
3年前サルサのペアーダンスを習い始めようと、ある男性の先生についた。
サルサの要のベーシックステップの体重移動を出来るまでは、先に進まない。
カタツムリの行進のようなレッスン。
その先生がいつも口癖のように言っていた。
「体重移動の出来るベーシックステップを毎日家で練習しなさい。
それが出来るようになれば、世界中の人と踊れるようになるよ。
NYには世界中の人と踊れるフェスティバルがあって、
世界中の素晴らしい踊りを踊る人達と踊れるよ。」
現に、その先生はON1.ON2・キューバン・コロンビアスタイルと
全て踊れ、どんなお国の人達とも臆せず踊った。
それはワタシにとって夢であり、憧れだった。
サルサのペアダンスを習ってからの目標でもあった。
でもほとんど諦めていたのも事実だ。
それがワタシの思わぬ嘘っぱち脱却から数カ月後、急展開。
NYに行き、世界中のON2の人と踊れる事に(汗)
そう、清水の舞台から飛び降りた。いや、落ちた。。。
◆忘れない。。。絶対◆
メインフロアーでは何百人もの人達が踊っている。
だがメインではない豪華な絨毯ではプロのダンサーが色んな人達と踊り始め、
景色もダンサーが放つオーラも万華鏡のようにくるくる変わった。
ヒール9センチのサルサシューズで華麗に踊るダンサー。
女性のダンサーは殆ど肉感的で分厚いが、軽やかに踊る。
色んな女性ダンサーが観客と次々踊る。
その中で突然ワタシの目の前に大きな円陣が出来た。
彼女はとても小柄で豊かな黒髪に大きな黒目に褐色の肌、
BAILA SocietyのAhtoy(アトイ)さんだった。
何重の円が出来、ワタシの1メートル先で彼女が3人の男性とシャッフルで踊り始めた。
男性陣は3人とも流石に上手く、華やかな動きを見せつけた。
一人の南米系の男性が派手ばでしい動きで、スペースを存分に使っている。
ワタシが見てもかなり力強いテンション。
大抵の女性はついていけない強さとダイナミックな動き。
アトイさんの足は着実に絨毯を捉えて離れる事はなかった。
彼女のベーシックステップは美しくパーフェクト。
上半身がしっかりと足の体重移動に連動していた。
固唾を飲んで見入った。
今も目に焼き付いている風景は、絶対に忘れる事はない。
無茶苦茶な決断と勢いできた事に感無量だった。
あのカタツムリの行進から、NYコングレスの会場で踊って、見て、
そして学べた。
3年前のあの先生の言葉の通りのアトイさんのベーシックステップ。
ペアダンスの全てはベーシックステップにかかっている。
短いNY旅行から、1カ月半経った今。
ハーブを使って、こんなもん作った。
NYサルサコングレスのリストバンド。
サルサに懲りない、大切な大切なワタシの一生の想い出に。
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