福島県西会津町での豪雪による被害は、復旧活動によって立ち往生していた車が動けるようになったようです。車を動かせなくなった方、復旧活動に従事する方、どちらも大変な状況であったと察します。ひとまずホッとしましたが、これからも大雪が予想されていますので、引き続き警戒が必要です。
除雪作業は、地域に精通した建設会社が、道路を管理する国土交通省や各自治体から請け負って作業を実施しておりますが、近年の厳しい予算状況の中、コストの縮減を余儀なくされ、また、公共事業費の大幅削減の影響から建設会社の倒産が相次ぎ、従前と同じ除雪体制を維持することが大変困難な状況になっております。
群馬県建設業協会においても、昨年に、除雪活動を行う会員企業に対しアンケート調査を実施したところ、何らかの改善策がなければ、ほとんどの企業が３年以内で同じ除雪体制を維持することはできなくなるという結果が出ました。これは本県だけでなく、同じような山間地域を持つ県であれば、どこでも起こりうる状況だと考えています。
大変厳しい状況でありますが、皆様の利用する道路を維持するため、今日もどこかで建設業協会の会員企業ががんばっています。
写真は平成１８年の水上中学校での除雪作業です。
