感想

バラとおわら風の盆と釣りなどの雑記

御嶽山爆発のとき

2014年09月29日 | 月見のおわら

 先日(9月27日)は月見のおわらを見るために日帰りで今月4日に帰ってきて以来再び八尾へ行ってきました。

 月見のおわらは午後7時開催ですので、上田ICから高速道で直接富山ICまでのルートではなく、時間はかかりますが、距離が50kmほど短く、途中の景色も良いため、上田~鹿教湯温泉~松本から平湯、神岡で41号経由で富山へ向かいます。10時に家を出て、途中野麦街道沿いにある道の駅「風穴の里」についたのが12時でした。早い場合はここまで一時間半のルートですが、途中三才山トンネル付近での工事による渋滞や、波田町での自然渋滞もあり少し時間がかかりました。波田町の中心部を過ぎ新島々方面に少し進むと、田村堂の看板があり、入口付近に水神を祀った石碑があり、以前寝不足でぼっとしていたとき、ここで地蔵が歩いていたように見えたことがあり、それ以来自分的にはこれから山越えの狭いカーブが続く道となるための注意喚起の場所となっています。ここから新島々、島々と続きますが、島々の安曇支所のあるところが上高地への徒歩ルートのひとつである徳本峠(とくごう)入口です。この道は長野県の信濃路自然遊歩道としてある程度整備され道に迷うことはないそうですが、上高地までは標高差1000m以上で20Km9時間の道のりで、徳本峠の展望台から見る前穂高の眺望は素晴らしいそうです。島々を過ぎると稲核ダムが間近に迫ります。梓川に続いてあるこの稲核ダム、水殿ダム、奈川渡ダムは昭和39年より44年までに建設工事が行われ相当な数の作業員が投入され、この何もない山間の村に当時はパチンコ店なども出来ていたそうです。なお一番上流の奈川渡ダムの高さは155mで、黒部ダム、温井ダムに続いて日本で3番目の高さのアーチ式コンクリートダムです。道の駅「風穴の里」は水殿ダムの隣に位置しています。名前の由来となった風穴ですが、こちらから歩いてすぐ近くにあるのですが行ったことはありません。先日はじめて道の駅に貼ってある説明書きを読んで知ったのですが、風穴は地中を通り抜ける空気が冷やされて吹き出す天然の冷蔵庫であり、明治時代当地ではそれを利用して全国の蚕種の冷蔵保存をしていたそうです。これは蚕の卵を温度管理により人工的に孵化させる技術を発見したことによるもので、当地の発見者の名前も記されていました。

「風穴の里」を12時20分頃に出発し、再び国道158号線野麦街道を上高地方面に向かいました。標高が上がるにつれて、山々の木々がところどころ色づきはじめています。雲間の滝を過ぎたあたりにちょうど車を止められる場所があったので少し写真を撮りました。

 

 

 

12時50分頃撮影

 

もう少し撮りたかったのですが、カメラのSDカードが容量オーバーという不測の事体となり、どこかで購入しなくてはと考えて、思い浮かんだのがこのルート上では神岡まで行かないと店はないと諦めそのまま、平湯トンネルから旧上宝村を高原川沿いに神岡へ向かいました。途中子供からメールがあり時間を見ると1時30分となっています。内容は「長野県と岐阜県の境にある御嶽山が爆発したけど 大丈夫?」というものでした。家を出るとき今日は岐阜県経由で富山に行ってくると話をしたので、連絡をくれたようです。安房峠と御嶽山では直線距離で30kmほど離れていますので、爆発したことは全く判らなかったのですが、気のせいか、平湯トンネルの料金所近くの側溝から立ち上る水蒸気がいつもより多いと感じたことを思い出した程度です。

神岡ではホームセンターのコメリによりSDカードを購入、その後迂回し旧市内を車で回ってみました。昭和の面影を色濃く残す商店街では道を歩く地元の方も見かけ、機会があればゆっくりと歩いてみたいと思いました。

 

 

コメント (4)
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